第5章 韓国人の名前について④
『韓国人は日本人の名前をどう読むのでしょうか?』
日本人の名前に使う漢字は韓国とは比較にならないほど多いでしょうからね。中国読みでは全く違う発音の名前になりますが、韓国ではどうなんでしょうか。興味がそそられます。
【韓国人が日本人の名前を読む場合、「基本的には日本語の読み方をカタカナ(ハングル)に直して発音する」というのが現在のルールです。
例えば「木村拓哉」という名前であれば、漢字をそのまま読むのではなく、日本語の発音通りに「キムラタクヤ(기무라 타쿠ヤ)」と読みます。
しかし、ここには韓国特有の歴史や漢字の仕組みが絡んでおり、少し複雑な背景があります。
1. 現代は「現地発音(日本語読み)」が原則
昔(1980年代以前など)の韓国のニュースや新聞では、日本人の名前も「韓国の漢字の音」で読んでいました。
例:安倍晋三(元首相)
現代の読み方:アベ・シンゾー(아베 신조)=日本語の発音
昔の読み方:アンベ・シンサム(안배 신삼)=漢字をそのまま韓国語読み
1980年代から1990年代にかけて日韓の文化交流が進む中で、「人名は現地の発音を尊重しよう」という方針(現地音主義)に変わりました。
そのため、現代の韓国のテレビやネットニュースでは、日本人の名前はすべて日本語通りの発音でハングル表記されています。
2. 韓国人にとって日本人の名前は「初見殺し」
現代のルールは日本語読みですが、一般の韓国人が「日本人の名前が書かれた名刺や書類(漢字だけ)」を渡された場合、ほぼ100%正しく読むことはできません。
前の質問でお話しした通り、韓国語は「漢字1文字に対して読み方が1つ」しかありません。しかし、日本語は訓読み・音読み・名乗りなど1つの漢字に無数の読み方があります。
「東」という漢字を見たとき
韓国人:絶対に「トン(동)」としか読まない。
日本人:名前によって「あずま」「ひがし」「とう」など変わり、初見では正解がわからない。 [6]
そのため、韓国人が日本人の漢字名だけを見せられると、頭の中がパニックになります。
彼らは「漢字は意味はわかるけれど、日本語でどう発音すればいいか分からない」という状態になります。
3. だからこそ「英語(ローマ字)」や「ハングル」が必須
ビジネスや国際交流の場で、韓国人が日本人の名前をスムーズに呼べるのは、あらかじめローマ字やハングルが併記されているからです。
韓国人とやり取りする際は、名刺に「KIMURA TAKUYA」とアルファベットを入れるか、ハングルで「기무라 타쿠야」と書いておかないと、相手は名前を呼ぶことすらできません。
このように、現代の韓国では「日本人の名前は日本語の発音で呼ぶ」のがマナーですが、漢字だけでは絶対に読めないため、音を伝えるためのアルファベットやハングル表記が不可欠になっています。
もし気になるようでしたら、「ご自身の名前」や「好きな有名人の名前」が韓国語でどう表記され、どう発音されるかを実際にお調べしてみることもできますが、いかがですか?】
へぇ~そうなんだ。韓国アイドルさんが日本に来て日本人の名前を正しく発音しているのを聞いて、わざわざ覚え直しているのか、と感心していたのですが、最初から日本の発音で覚えていたのですね。
日本人なんて、ニュースでも日本の漢字読みで韓国や中国の方の名前を発音することもあるから、これって失礼なことかもしれませんね。
そういえば欧米人の名前の呼び方だって、本当の発音とは全く違っているから失礼かも。
たとえばありふれた「キャサリン」さんや「ロバート」さん呼びも、向こうの人達からすれば誰それ?って思うのでしょうね。
まあ日本人としては、正しく発音したくてもできない人が多いのだから、仕方ないことなのかもしれませんが。
ちなみに個人情報を出すのは躊躇われるので、作者の名前を調べてもらわなくてもけっこうですよ。
でも、まだまだ質問しますよ~。
次章は22時に投稿します。




