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魔人とサキュバスの差
〔サキュメアーレ王城〕
アーリアは最近のいつも通りである膝の上に載せられて母に可愛い可愛いされていた。
「ねぇお母様」
「んー?なぁに?私の可愛いアーリアちゃん?」
話しかけるとナタリアはアーリアをぎゅーとする。
立派に魔王になりそして自分を魔人化から救ってくれたこの娘がナタリアは愛おしくて仕方がないのである。
「話したくないかもしれないけど、魔人化ってどんな感じなの?」
「そうねぇ…とりあえずは頭の中は邪神のために働かなくてはって思考で埋められちゃうわね、後は個人個人の欲望のままに動く生き物になっちゃうかしら」
ナタリアの場合は夫に対する愛情とアーリアに対する愛情が歪んだ形となってしまっていた。
「そっかぁ…」
そうなると本当に自分ではどうしようもなくなるんだなとアーリアは思う。
「後は特性としては昔のサキュバスに似ているかもね、今のあなたはそんなに精気欲しくなさそうだけど、魔人化していた時の私は精気が欲しくて欲しくて仕方がない状態だったわ」
「…お母様、勘違いしてるみたいだけど私も精気は欲しいんだよ?度重なる品種改良で今のサキュバスは我慢が出来るようになっただけでね」
「そ、そう…」
「そうなの」
アーリアはだからこそ出来るだけ早く彼氏が欲しいと思っているのである。




