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父の喜び
〔ダークローズのアジト〕
アッシュの元を離れたナタリアがアジトに帰って来た。
「うふふ、ただいま、あなた」
ナタリアは夫に近付くと抱き着き甘える。
「ねぇ?あの子魔王軍を遂に復活させるわ?どうせ私達に潰されるのに本当に馬鹿な子ね?」
ナタリアは魔王軍を復活させたアーリアを愚かだと言った。
「そうか…アーリアが…」
しかしアレンは娘がやってくれるのを信じていたため嬉しそうな顔を見せる。
「どうして嬉しそうなの?あの子は無駄な事をしているだけよ?」
魔人となったナタリアには夫が嬉しそうにしている理由が分からない。
「君こそどうして嬉しくないんだ…幼い頃から三年前まで一切魔法すら使えなかったあの子が魔族やエルフ達を集めて軍を作り上げたんだぞ?この上なく立派で俺はそれが嬉しいんだ」
「…意味が分からないわ」
アレンの言葉を聞いてもナタリアの心には響かない。
それ程にナタリアの心は魔瘴気に侵食され邪悪に染まり切ってしまっている。
「きっとあの子は君も救う、もう少しの辛抱だ、ナタリア」
「チッ…さっきから生意気よ!」
ナタリアは怒りを見せると夫に押し倒す。
「あなたは私の餌!それだけの存在であると理解しなさい!」
そしていつもより激しく夫と交わり合い始めるのであった。




