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半覚醒
〔アーリアの精神世界〕
ゼーリアはアーリアの中からクイーンアルウラネの力量を測っている。
「ふむ….」
その結果自分の子孫とその仲間三人では勝てないだろうと思う。
魔瘴気に侵食された結果クイーンアルウラネは通常種よりもかなり強くなってしまっているのだ。
しかしアーリア達が勝てないと過去何度も何度も自分の軍を助けてくれたダークエルフ達が滅びてしまう。
「アーリアは確かに魔王となったがその力は半覚醒と言った状態だ、焦って本覚醒させた場合、体の負荷が大きすぎるからとゆっくりと事を進めていたが…」
ゼーリアはどうしてもダメなら本覚醒をさせるしかないと思う。
「我が愛しき子孫を失うわけにはいかぬからな」
そう言うゼーリアの顔にはこの三年間毎日話し共に過ごしたアーリアに対する愛情に満ちた表情が浮かんでいた。
愛しているからこそゼーリアはアーリアが死なないようにどうするべきか考えるのである。
「ともかく…覚醒せずともアーリア達が勝つ奇跡が起こる事を祈るしかないな…」
出来ればアーリアの体に負荷をかけたくないゼーリアはアーリア達が奇跡を起こす事を祈る。




