四話、アルウラネ現る!
〔ダークエルフの森〕
ダークエルフの森を進んでいるとアーリアは何やら嫌な予感を感じたようで立ち止まる。
「ご先祖様…?この感じ…」
『あぁ…いるな』
アーリアと同時にゼーリアも反応していた。
仲間達もリーダーの反応を見て戦闘準備として武器を構える。
「みんな!来るよ!」
アーリアの言葉の数秒後に地面から蔦が飛び出して来た。
「アルウラネか!」
フィリーが自分の里の近くにも稀に現れて農作物などに被害を出して嫌っているため即現れたのがアルウラネと気付く。
「倒すわよ!」
ルミナが雷撃の矢を蔦に当てると痺れたのか本体が地面から飛び出して来た。
その姿は中央部分に肌が緑色の女がおり下半身は花背中からは無数の蔦を伸ばしている。
「…」
アルウラネはこちらを冷たく見据えると次々と蔦を差し向けて来た。
「させません!」
メルティが蔦をシールドで防ぎアーリアが本体に迫ると剣を振るうが止められた。
しかしアーリアは揺動その背後から迫っていたルミナが突きを放って腹に剣を突き刺す。
「キェェ!!」
アルウラネは刺された事に怒り毒液を撒き散らそうとするがその前にフィリーが顔を矢で撃ち抜く。
「わぁお…」
アーリアはその一撃を見てやるね…とフィリーを見た。
「こいつらにはたくさん恨みがあるからな、容赦などさんのだ」
せっかく育てた作物を全滅させられた恨みは深いのである。
「あはは…」
アーリアはフィリーの話を聞いて苦笑いしつつ。
また何か感じたようでダークエルフの里がある方向を見た。
「どうしたの?」
ルミナがアーリアにどうしたのか聞く。
「お母様の魔力を感じたの…」
「こんな未開の地で?」
フィリーは気のせいでは?と言った顔を見せる。
「ご先祖様、どう?」
アーリアはゼーリアに何か感じなかったか聞く。
「我も感知した微弱だがな」
ゼーリアも感知したようだ。
この二人の感知能力は優秀なのである。
「ご先祖様も感じたって」
「二人が感じたのなら警戒した方が良いわ」
ルミナはアーリアを強く信頼しているため警戒するように二人に言う。
「死なしダークエルフの里で何をするつもりなのだ…?」
「さぁね?それでも何かやろうとしてるなら止めなきゃ」
アーリアは吸血鬼の国で起こったようなことはさせないと思うと歩き始めた。




