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試作型砲台

〔ダークローズのアジト〕


アナスタシアはアーリアをたっぷりと可愛がった後浮遊ビジョンを開いている。


アーリアはそんな彼女の腕に抱き着き画面を覗き込んだ。


「さっき使った試作型砲台のデータですね?」


「ええ、まだまだ調整不足だわ」


「壊れてしまいましたからね」


竜脈に作った一機目の試作砲台は確かに敵の首都を滅ぼして見せたが一撃使っただけで爆散して潰れた。


これではまだまだ実用段階とは言えず実験的な発射であったが失敗と言える。


壊れずに使えてからこそ成功だと言えるのだ。


「ふふっ、でも我々なら必ず完成させることが出来る、そうですよね?ご主人様?」


アーリアはここまで話してご主人様の頬にキスをした。


「ええもちろんよ、この砲台が完成した瞬間、この世界の支配者は我々となるわ」


「あはっ、楽しみです、これで私は幸せになれるんですね…」


アーリアは夢見た世界が近付いていると思いアナスタシアを見上げると心酔し切った表情を見せる。


彼女が作る世界は自分が幸せになれる世界だと信じているのである。


「ええ、約束するわ、あなたの幸せをね?」


「はい…ご主人様…」


アーリアはアナスタシアの言葉に頷くと甘えた様子で彼女に抱き着くのであった。


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