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九話

〔ダークローズのアジト〕


各地に潜り込んでいる魔人達がアナスタシアに報告をしていた。


アーリアは机の上に座って足を揺らしその様子を楽し気に眺めている。


「アーリア、敵のアジトの場所が分かったわ、後メキウス帝国がバックに付いているようね」


ダークローズの資金提供者はダグギルズやその属国達だ。


同じように活動するための資金提供者としてルナアークにもメキウスと言う資金提供者がいるようだ。


「メキウスを潰すのですか?」


アーリアはアナスタシアに近付きその腕に胸を押し付けつつ話す。


「そうね、資金提供者を潰せばルナアークも弱るわ」


アナスタシアはアーリアの下半身を触りつつ話す。


「んっ…んん…うふふ、決まりですね」


アーリアはアナスタシアの指の動きに声を漏らし身を震わせつつニヤリと笑った。


「それじゃ協力者さん達に伝えて来ますね?」


アーリアは前日ルミナに土下座をさせた事を思い出して邪悪な笑みを浮かべる。


「あらあらもう…可愛い顔しちゃってぇ?」


その笑みを可愛いと言ったアナスタシアはアーリアの頬に手を添えると唇を奪った。


「んぅ…ご主人様ぁ…」


アーリアはキスを終えると甘えた顔を見せる。


その顔を見たアナスタシアはアーリアが任務に向かう前に一度抱いてやろうと思いベッドに連れて行くと押し倒すのであった。




〔サキュメアーレ王城〕


アナスタシアとの行為を終えたアーリアがサキュメアーレにやって来た。


「ふふっ、あなた達に耳寄りな情報があるの、ルナアークの協力者の居場所が分かったよ」


アーリアは机の上に脚を組んで座りルナアークの協力者の居場所が分かったと言った。


「どこだ?」


「マキウス帝国だよ、ダークローズとしてはマキウスを滅ぼす事に決めたの、今からその様子を見せてあげるよ」


そう言ったアーリアが指を鳴らす。


すると竜脈のうちの一つに製造されている試作型の魔導砲台からビームが発射された。


「あはっ、見てなさい?我々にとって国一つくらい滅ぼすのは簡単だって事をね!」


放たれたビームはマキウス帝国の帝都に着弾し一瞬にして帝都をクレーターにしてしまった。


「あはははは!!!!!!我々に逆らうから滅びるんだよ!あはは!!!!!!」


アーリアはマキウスが滅びたのを見て高笑いをする。


「ここまでする必要は…」


アレンはアーリアを非難しようとするがアーリアは冷たい瞳でアレンを見据える。


「何を言ってるの?甘い事をしていたらいつまで経っても敵は消えない、だからここまでする必要があるんだよ?」


「資金提供をしている、マキウスの皇帝を糾弾し逮捕するだけで良かった筈だ!」


サーリアの言葉を聞きアーリアは呆れた顔を見せた。


「はぁ…本当に話にならない、まっこんな話はどうでも良いや、他のアジトの場所も分かったから、後はルナアークを殲滅するだけ、うちでも担当するからいくつか潰しておいてね」


アーリアはそう言うと転移しようとするがルミナが手を掴んで止める。


「リア、悪いけど協力関係は終わりよ、やはり私達はあなた達のやり方に納得が出来ないの」


「ふぅん、まぁ良いよ、そう言うと思ってたし」


自分達とアルゲイドの考えが相容れない事などアーリアも分かっている。


だからこそこう言って来るのは分かっていたが思っていたより早いなと思う。


「それじゃまたね?次会う時はまた敵同士、たっぷりと痛め付けてあげるよ」


アーリアはルミナに向けて邪悪な笑みを見せると転移して去って行った。


「ごめんなさい…ルナアークを倒すまでは協力した方が良かったと思うけれど、あのやり方が我慢ならなくて…」


一国を簡単に滅ぼすダークローズのやり方にはルミナは賛同出来ないのだ。


「我々も同じ考えだ、ルナアークの件が終われば本格的にダークローズと戦おう、そして倒してアーリアを取り戻すのだ」


「はい!」


ルミナはアレンの言葉に力強く返事をした。

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