六話、共闘開始
〔マキウスの街〕
燃えるマキウスの街。
アーリア達が攻撃を仕掛けたが同時にルミナ達が現れる。
「リア!」
ルミナはルナアークの味方なのか?とダークローズの女魔人達を見る。
「あー丁度良かった、ご主人様から提案があるの」
アーリアはルミナに近付くと彼女の肩に自分の腕を回した。
「何…?」
「あのルナアークを潰すためにさぁ?協力しない?私が協力するならあなた達も楽が出来るしこちらも同じ事だよ」
アーリアは共にルナアークと戦うことのメリットを言う。
「…」
ルミナは思う協力している間にアーリアの洗脳をどうにか解くことが出来れば…と。
「分かったわ、協力しましょう」
「ふふっ、話が早くて助かるよ」
アーリアはルミナの肩から腕を離すと部下二人の方を向く。
「と言う事で二人は良いや、帰って?」
(こいつらを戦力として利用するから)
(はぁい、本当アーリア様は悪い人だね?)
(あはっ、ご主人様にそう作られたからね)
女魔人同士で念話で会話する。
アリアナとルシラはアーリアに言われて転移してダークローズの本部に帰還した。
「それじゃあ戦おうか?」
「うん!行こうリア!」
ルナアークとの戦いが終わればまた敵に戻ってしまう。
しかし今は共に戦えるそれが嬉しいルミナはアーリアに向けて微笑み掛けながらアーリアの呼びかけに嬉しそうに返事をした。
「…」
アーリアはルミナの嬉しい顔を冷たい瞳で見た後アナスタシアから貰った剣を引き抜く。
そして近くにいる敵を見据えると斬り伏せる。
その迷いなく敵を殺す様子はやはり元のアーリアとは全く違う。
「どうしたの?戦うんでしょ?」
アーリアは早くしろと言いたげな表情を見せつつ次々と敵を殺して行く。
「ちょっと待って!」
ルミナは敵を楽しげに皆殺しにしようとしているアーリアの腕を掴む。
「何?」
「敵を捕らえて情報を得たいの!だから全員殺すのはやめて!」
「あーそう言う事、そう言うのはそっちで勝手にすれば?私は私が楽しむために殺すだけだから」
アーリアはルミナの腕を払うと楽しんでいる様子で敵を殺して行く。
「全く違いますね…洗脳されてああいう風になってしまっているからですが…」
「あの洗脳を解くのは難儀だぞ…」
「そうね…でも私達はリアを取り戻したいんだから頑張らなきゃ」
ルミナの言葉にフィリーとメルティは頷きこちらは敵を捕えるために動き始めるが敵はアーリアが強すぎて戦力を失いすぎるためか逃げて行った。
アーリアを探して街の中を飛んでいると逃げ遅れた敵をアーリアが殺している所であった。
「もう逃げちゃったよ、本当につまらない奴等だね?もっと楽しませて欲しいんだけどなぁ?」
「殺しは楽しい事じゃないわ…リア…」
「?とっても楽しいよ?雑魚どもの命を私の手で奪う事はね?」
アーリアはルミナの顔を見ながら邪悪な笑みを見せた。
やはりその瞳には光はない。
「こんなどうでも良い会話はこれでおしまい、早くサキュメアーレに行こう?暫く共闘するって事を話さないとね?」
「うん…」
ルミナ達はアーリアを連れてサキュメアーレに向かう。
〔サキュメアーレ王城〕
サキュメアーレの王城に転移すると同時にアナスタシアも現れた。
アーリアはご主人様が現れたのを見ると嬉しそうに近付き腕に抱き着く。
アナスタシアは抱き着いて来たアーリアの髪を撫でた後胸を揉んだ。
「何をしに来た?」
アレンは娘を好き勝手にしているアナスタシアに対して怒った様子を見せつつ話しかける。
「うふふ、ルナアーク、彼等を倒すために共闘しようって言いに来たのよ?そこにいるルミナは共闘すると言ったわ?」
「こちらにもダークローズの力を借りれるメリットはあるから、アレンさん、ここは我慢してください」
「…君がそう言うなら」
アレンはルミナが言うのならと納得する。
「うふふ、それじゃあよろしくね?さっ帰るわよアーリア、さっき約束した通り今から可愛がってあげるわ」
アナスタシアはルミナ達を挑発するため今からアーリアと交わる事をわざと言う。
「あはっはぁい、ご主人様…たっぷりとご奉仕させていただきますね?」
アーリアも主人の意図を汲みルミナ達を挑発する。
「…」
ルミナ達は怒った様子を見せるがここで怒るとダークローズとの共闘が途切れ彼女達の戦力を頼れなくなるため我慢した。
「それじゃ明日からよろしくね?」
アナスタシアはルミナ達に背を向けるとまたわざとアーリアの尻を撫でる。
アーリアは主人に尻を撫でて貰えるのが嬉しいのか頬を赤く染めながら転移して帰って行った。
「くそっ…」
アレンは悔しそうな顔を見せナタリアはそんな夫を宥めるため手を握った。




