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誘いには乗らない
〔サキュメアーレ王城〕
夜。
ルミナが自室で過ごしていると転移音がした。
「リア…」
現れたのはアーリアである。
「ねぇ?一つ聞きたい事があるの」
「何?」
ルミナはアーリアに近付くとその手を取り首を傾げた。
「どうしてそこまで私にこだわるの?アナスタシア様のものになって私はあなた達を裏切ったのに」
アーリアは裏切ったと言った瞬間薄い笑みを浮かべた。
「そんなの決まってる、あなたが私の大切な友達だからよ」
「へぇ?大切な友達なら私に協力してよ」
アーリアはそう言うと魔瘴石を作り出した。
「はい、これを受け取って?魔人になると言うならもう一度あなたの友達になってあげても良いよ?」
「…断る、それだけは絶対に」
「フン、そう言うと思ってたよ、なら私もお前なんていらない、今はアナスタシア様にお前を使って遊べって言われてるから遊んであげるけど、殺せって言われたら即座に殺してあげる」
深く闇に染まった瞳でルミナを見据えるアーリア。
殺すと言った瞬間その闇は更に深まった。
「そうならないように絶対にあなたを元に戻してみせる」
「…」
アーリアは呆れた表情を見せた後背を向けてこの場から消えて行った。




