十一話、奴隷国家ダグギルズ
ちなみにアーリアは数話前からダークローズ側の主人公となっており。
ルミナがアルゲイド側の主人公となっております。
〔ダークローズのアジト〕
アーリアがシャワーを浴びている。
たった数分前までたっぷりとアナスタシアに可愛がってもらっていた少女は満足気な表情を見せている。
「ふふっ、油断したら出来ちゃいそう」
サキュバスと同じく魔人も妊娠するかどうかは本人の任意で決められる。
アナスタシアはやるべき事が全て終わってから自分の子を産んで欲しいとアーリアに伝えているためアーリアは子を作るのを我慢しているが油断すると欲しいと思ってしまいそうだとアーリアは思う。
「あぁ…お慕いしております…アナスタシア様…」
壁に身を預け少女は身を震わせる。
風呂を終えたアーリアが浴室から出て来る胸を揺らしながらアナスタシアに近付くと抱き寄せられ胸を揉まれながらキスをする。
「ダグギルズの皇帝が呼んでいるわ、今から向かうわよ」
「…人間ふぜいがアナスタシア様を生意気にも呼び出したんですか?」
アーリアはその忠誠心の高さからダグギルズの皇帝の態度に怒ったようである。
どちらが上なのか分かっていないようだと。
「ええ、だからこそ今から行って立場を分からせる必要がある、行くわよ、アーリア、ネイラ」
「はっ」
「はい」
アーリアは膝を着いて返事をしネイラは呼ぶと現れた。
アナスタシアは自分に対して忠実である二人を見て目を細めてから転移してダグギルズの王城に向かう。
〔ダグギルズ王城〕
皇帝の元にやって来ると彼は脚を組んで玉座に座っていた。
「ほう?お前が邪神か」
「ええいかにも私が邪神だわ?それで?一体何の用かしら?」
「決まっている、お前が復活したと言うのに何故何もしない、いつになったらこの世界を手中に収めるのだ?」
皇帝は世界征服と言う野望を叶える為にダークローズを支援している。
その為早くしろと催促をしているのだ。
「安心なさい?もう動いているわ」
アーリアを手に入れたのがそもそも世界を手にするための行動だ。
その為ダークローズとしては現状がもう大きく世界の支配のために進展している状態なのだ。
「それが遅いと言っている」
「あらあら、それは仕方ないわねぇ?ねぇアーリア?」
「…」
遅いと言い早くしろと言う態度を変えない皇帝。
アナスタシアはアーリアに声を掛けると邪神の忠実な魔人は飛び出し皇帝の首を掴む。
「ガッ!ぐぅ…」
「このまま喉を握り潰しても良いんだけど、この男には利用価値があるんですよね?アナスタシア様?」
「ええ、資金源として必要だわ」
「分かりました、なら」
アーリアは光のない赤い瞳を輝かせ男と目を合わせる。
「我々に従え永遠に子孫共々我々に資金を提供し続けろ、良いな?」
「はい…アーリア様…」
アーリアが施した魔眼には子孫も含めて永遠にダークローズに従うと言う暗示が込められている。
つまりこの瞬間からダグギルズはダークローズの奴隷国家となったのである。
「ふふっ素直に慣れてよかったね?」
アーリアは皇帝を椅子に向けて放り投げてから主人の背後に戻る。
「さて早速命令よ?サーシェス」
アナスタシアが皇帝に命令する。
「魔人の量産を始めようと思っているの、あなたの国で始めなさい」
「はっ」
「まずはあなたを魔人にしてあげるわ」
アナスタシアは魔瘴石をアーリアに作らせると受け取った。
そしてその魔瘴石をサーシェスに入れる。
するとすぐに男は魔人となった。
「これより魔人の量産を始めます」
下位魔人となったサーシェスは早速魔人の量産を始める。
「うふふ、頼んだわよ」
アナスタシアはニヤリと笑うと最上級魔人と上級魔人を連れてアジトに帰還する。
〔ダークローズのアジト〕
ダグギルズ内にあるアジトに帰還したアナスタシアはベッドに向かうと手招きする。
アーリアは嬉しそうにアナスタシアに抱き着いた。
「ふふっ、よく分かるでしょう?アーリア、人間は管理しないといけない生き物なの、そうしないと調子に乗ってあんな生意気な態度をするようになるのだわ」
「ふふっですね」
アーリアはアナスタシアに甘えながら彼女の言葉に同意する。
「さてとそれじゃ今日も奉仕をして貰いましょうか」
アナスタシアが毎日アーリアを抱く理由は自身の力を取り込ませて更に強い魔人とするためである。
邪神の精気を吸収するのだその強化幅は間違いなく大きい。
「はい…アナスタシア様…」
少女は頬を赤らめつつ頷き現れたモノに対する奉仕をまずは口で始めるのであった。




