十話
〔ダークローズのアジト〕
アーリアは忠実にアナスタシアの前で膝を着いている。
「アーリア?あなたはまだその身体に慣れ切っていない、だからこそ戦闘をするのに丁度いい各国の軍の駐屯地を襲撃して来なさい」
「承知いたしました」
アーリアはニヤリと笑う。
沢山楽しく殺しが出来そうだと思ったのである。
「あらあら?ご機嫌ね?」
その顔を見ていたアナスタシアはクスクスと笑いつつ話しかけた。
「ふふっ、だってゴミ共を沢山殺せるんですから、楽しみに決まっています」
「悪い子ねぇ?誰かしら?あなたをそんな子にしたのは」
「あら?アナスタシア様ですよ?ふふっそれでは行ってきます」
アーリアは転移して各国の駐屯地を襲って回り始めた。
〔サキュメアーレ王城〕
アーリアが命令を受けてから二日後ルミナ達はゼーリアに呼び出されていた。
「どうしたの?ゼーリア様?」
ルミナはゼーリアに用件を聞く。
「うむ…最近各国の軍の駐屯地が女魔人に襲われている…監視カメラによるとな?アーリアに似ているとの事だ」
監視カメラはわざと潰されていない様子だまるでルミナ達を呼んでいるかのようである。
「各国から依頼が来ている、その女魔族をどうにかしてくれとな、頼めるか?」
「任せてください」
アーリアを止めるためならなんでもする。
それが今のルミナ達の方針だ。
だからこそ痛い思いをすると分かっていてもアーリアの元に向かうのである。
「分かった、頼んだぞ」
「はい!」
ルミナ達は転移してアーリアが次現れると予想されている駐屯地に向かう。
〔カイザギ国、軍駐屯地〕
ルミナ達が転移して来ると既に基地は燃えていた。
そして基地の中央で丁度女魔人が兵を斬り伏せる。
「リア!!」
「ふふっあぁ、来たんだルミナ」
アーリアはニヤリと笑うとルミナの方に近付いて来る。
「どうしてこんなことをしているの?」
「この身体を馴染ませるためだよ?馴染めば馴染むほどに強くなるんだから」
「そう…なら止めるわ」
「あはっやれるもんならやってみれば?」
アーリアはかかって来いと手招きする。
すると早速フィリーが風の弾丸を放ったがアーリアは次の瞬間には回し蹴りを彼女に当てて意識を奪っていた。
「くっ!」
メルティがすぐさま光の魔法を放つが避けられ腹を全力で殴られてへたり込む。
「くっ!!」
ルミナは強すぎるそう思いながらもアーリアに果敢に挑むが首を掴まれ地面に叩き付けられた。
「うふふ、ねぇ?ルミナ、いい事教えてあげようか?」
「何を…?」
「私ね?もう処女じゃないの、アナスタシア様はね?男の人のモノを生やす事が出来て、私は自分からあのお方に初めてを捧げたんだぁ…」
アーリアは頬を赤く染めつつ言う。
ルミナは息がし難くて苦しみながらもアーリアを汚したと言うアナスタシアに怒りを感じる。
「アナスタシア様はいっつも私を気持ちよくしてくれるんだよ?あの大きなモノで何度も何度も私の中を突いてくれるの…うふふ…本当に私にとっては最高のご主人様なんだぁ…」
アーリアの言葉を聞きルミナは激しく雷撃を放ってアーリアを追い払う。
「どうしたの?私はアナスタシア様のおかげで幸せなのになんで怒ってるのかな?」
アーリアはルミナが怒っている理由を分かっている。
分かっているからこそ彼女を煽り邪悪な笑みを浮かべているのだ。
「あなたを救って、アナスタシアは絶対に殺す!!」
「あはっさっきも言ったよね?やれるもんならやってみろよ」
アーリアは冷たく言うとルミナの腹に全力の蹴りを叩き込んだ。
「かはっ!ゲホッ…」
ルミナは血を吐きつつも大剣を振るうが避けられ続いて放たれた回し蹴りで意識を飛ばした。
「フン、雑魚が、何も出来ないくせに粋がってんじゃねーよ」
アーリアは最後にルミナを蹴り飛ばすと身体の調整はここで完了していたためアナスタシアの元に帰って行った。




