八話
〔ダークローズのアジト〕
アーリアはアナスタシアと共にダークローズのアジトに戻って来た。
転移して来たのはアーリアの部屋である。
「ふふっ」
アナスタシアはアーリアの腕を掴むとベッドに押し倒す。
「んぅ…」
そしていきなり少女の唇を奪った。
「あぁ…アナスタシア様ぁ…」
心から自身の女主人を心酔している少女は頬を赤く染め甘えた表情を見せた。
「うふふ、これからたっぷりとあなたを可愛がってあげる、だってあなたは私のものなのですもの、もちろん良いわよね?アーリア?」
「もちろんです…アナスタシア様、私の身体めちゃくちゃにしてください…」
今のアーリアがアナスタシアを拒否する事はあり得ない。
「良い子ね、アーリア」
アナスタシアはニヤリと笑うとキスをしながら少女の服を全て取り去り交わり合って行くのであった。
「ふぅ…」
三時間後初体験で疲れたアーリアは眠っている。
アナスタシアはそんな少女の髪を撫でつつ思う。
「ここからが本番だわ、最強の戦力を手に入れたとしても負ける可能性は十分にある、だからこそ負けないように立ち回らなくては」
アーリアは通常の方法ではもう二度と人間にも魔族にも戻る事はない。
だからこそ永遠に最強の戦力が自分の手元にあると言うのが今の状態だ。
しかしそんなアーリアでも負ける可能性はありまた一人の状態に追い込まれたら封印されてしまうかもしれない。
だからこそアナスタシアは油断は出来ないと思うのだ。
「ふふっ、本当に面白くなって来たわ」
アナスタシアはこのゲーム最大限に楽しんでやろうそう思うのであった。
翌日アナスタシアが目を覚ますとアーリアは従順に服を着てアナスタシアが目覚めるのを待っていた。
「おはようございます、アナスタシア様」
主人に従うのは当たり前主人が寝ているなら起きるまで待つのも当たり前。
アーリアの脳にはそう刻まれているのだ。
「おはよう、アーリア」
アナスタシアは少女の手を引くと抱き寄せ唇を奪う。
アーリアは嬉しそうに目を細めてそのキスを受け入れた。
「さて、お仕事よ?この男、邪魔だから殺しなさい」
浮かび上がったビジョンには若い男が映っている。
「この男は?」
「オケフ、メトロウ国の若将軍ね、こいつを殺せばメトロウの指揮系統は狂うわ」
「あはっ素晴らしいお考えです、それでは素早く殺して参りますね?」
「ええ、頼んだわよ」
「はっ」
アーリアは一礼すると転移して行った。
「うふふ、本当に私に従順で可愛いわね、まぁそう言う風に作ったんだけど」
冷たい瞳でアーリアはメトロウ国を見据えている。
「いた」
深夜であるため皆寝静まっている。
アーリアは静かに若将軍の部屋に入るがいきなりダガーが飛んで来た。
「何者か知らないが俺の部屋にいきなり…ゴホッ…」
オケフが言い終わる前にアーリアはその首に剣を突き刺していた。
「喋らないでくれる?耳が腐るから」
そしてそのまま首を刎ねた。
「ふふっ、私ならこの程度の任務必ず成功させる事が出来る」
そう言っていると弾丸が飛来する。
アーリアは剣で弾いた。
「兄上の仇ぃぃ!!!」
どうやら物音を聞いた弟がアーリアに仕掛けて来たようだ。
「…」
アーリアはゴミが増えた所でと思いながら剣を振るい彼も殺した。
「本当に馬鹿な奴、出てこなければ私はあのまま帰ってたのに」
闇を蓄えた光のない瞳で二人の死体を見据えたアーリアは転移してアナスタシアの元に帰還する。
〔サキュメアーレ王城〕
ルミナはアーリアの部屋にいた。
いつもこの時間にやってくると笑顔で出迎えてくれたこの部屋の主人は敵となってアナスタシアの元にいるのだ。
「私強くなるから…だから待ってて、リア…」
ルミナがそう言うとナタリアがやって来た。
「ここにいたのね、私もあの子を取り戻す作戦に参加するわ、あの子がそうしてくれたようにね?」
「うん」
「あとこの部屋あの子が戻ってくるまではあなたが使ってくれて構わないからね?」
ナタリアは優しくルミナの肩を叩くと部屋から出て行った。
ルミナは部屋の中に歩み浴室でお風呂を済ませるとアーリアのベッドで眠り始めた。




