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魔人アーリア

〔ダークローズ本部〕


魔人と化したアーリアは裸のままアナスタシアの元に行くと片膝を着いた。


その姿は白金色の髪に深い洗脳深度を示す光のない赤い瞳に変わっておりそれ以外の身体の部位に変化はない。


「うふふ、さぁ?あなたがなんなのか言ってごらんなさい?」


アナスタシアはアーリアに自分について言えと言った。


それを聞いたアーリアは胸に手を当てながら言う。


「私はあなた様の剣となる存在、あなた様のために戦いあなた様と共に新たな世界を作ります」


「うふふ、良い子ね」


アナスタシアは満足気に笑いながら手を振るう。


すると他の魔人達が着ている物と同じボンデージドレスが現れる。


「それにしてもあなたが魔人になるなんてね?これから精々後輩として私達のために働くんだよ?」


ネイラはそう言いながらアーリアの髪を撫でようとしたがその前にアーリアは動きネイラの首を掴む。


「ふふっ、何か勘違いしてるみたいだね?ネイラ?」


「な、に…を…?」


「私はアナスタシア様の右腕となるべく魔人になったの、その時点であなたより格が上、ですよね?アナスタシア様?」


「ええそうよ、これからはあなたがダークローズの最高幹部だわ」


「だってさ?ネイラ、それじゃあなたが立場を弁えてもらおうか?」


アーリアはネイラの顔を地面に叩き付けた。


叩き付けた瞬間アーリアの顔には邪悪すぎる笑みが浮かぶ。


「かっはっ!」


ネイラは顔を血だらけにしながら考える。


(確かに過剰な洗脳を施されていたけど…それだけでここまで邪悪に染まるとは思えない…アナスタシア様はこの子にどんな仕込みをしていたと言うの…?)


ネイラがこう考える程に今のアーリアは邪悪な存在となっているのである。


「アーリア?それで終わりにしてあげなさい」


「はぁい、アナスタシア様ぁ」


アーリアはアナスタシアに向けて甘えた声を出すと近付き抱き着いた。


「早速だけど私のために働いてもらうわ?良いわね?」


「はい、もちろんです、アナスタシア様」


「ふふっ、良い子ね」


アナスタシアは抱き着いて来るアーリアの髪を優しく撫でながらほくそ笑む。


アーリアに目を付けた時から実行していた計画の結晶であるアーリアの完成度を実感して。

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