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【毎日更新】亡霊の罠で女になった万年D級探索者、拾われた先で頭角を現す ~灯火の輪のリオ~  作者: アサトン


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閑話: リオの勘違い闇魔法特訓①

リオ視点の閑話です。

シリアス少なめ、ギャグ寄りのシリーズになります。

リオが妙な方向へ努力し始めますので、軽い息抜き回として楽しんでいただければ幸いです。


聖紋の迷宮五十階層の戦いが終わった後のある日。


リオは悩んでいた。


自分は、明らかに普通じゃない。


ニブルヘイム・レクイエム。


インフェルナル・レクイエム。


ミアの支援魔法。


カイゼルの剣技。


短期間で、普通の人にはできないことをあまりにも多くを覚えすぎている。


もちろん。


何もせずに使えるようになったわけじゃない。


魔力制御。


身体強化。


感知能力。


悩みながら、訓練し、身に着けたものだ。


だが。


それでも。


(……なんかズルしてる気がするんだよな)


リオはベッドへ寝転がりながら天井を見上げた。


どの技も。


結局は“真似て”覚えたものだ。


アレクシアの超級魔法。


セレナの超級魔法。


ミアの支援魔法。


カイゼルの剣技。


自分は感知能力で魔力や身体の動きを読み取り、再現しているだけ。


だけというのは語弊がある。


普通の人には絶対にできないことらしい。


だが。


(それって……インチキじゃないか?)


アレクシアは言っていた。


「アタシがあの魔法を覚えるのにどれだけ苦労したと思う!」


「無条件でコピーされてたまるか!」


あれは、本音だろう。


当然だ。


超級魔法を覚えるまで、長い年月がかかった筈だ。


カイゼルの剣技もそうだ。


何年も何年も鍛え続けてきたもののはず。


それを。


自分は数日で真似している。


まだ本物のカイゼルの剣技には届かないとはいえ。


近い技術を身に着けている。


アレクシアさんも。


セレナさんも


カイゼルさんも。


笑って許してくれている。


だが。


本当はどう思っているんだろう。


(ひょっとしたら、皆怒ってるのかもしれない……)


ふと。


リオは考える。


自分には。


“自力で身につけたもの”


があるのだろうか。


その瞬間。


リオは勢いよく起き上がった。


「……そうだ!」


闇属性。


いま自分が覚えているのは、初級魔法 闇魔弾(ダークボールのみ。


これはほかの属性と同じように闇属性の魔力を固めてぶつけてるだけだ。


だが、闇魔法は珍しい属性。


周囲に使い手が誰もいない。


つまり。


コピーできない。


自力で研究するしかない。


「これだ!!」


リオは拳を握りしめた。


「自分で努力して覚えるんだ!!」


一瞬、セレナさんに相談することが頭をよぎる。


だが。


リオは首を振る。


「いや、ダメだ」


「それじゃ意味がない!」


「自分で研究して、自分で覚えるんだ!!」


「皆と同じように、ちゃんと努力して!」


「皆に一目置かれる闇魔法使いになるんだ!」


「幸い、今いる王都なら文献も多いはずだ!」


「やるぞ!!」


完全に真面目である。


ただし、どこか間違った方向に向かっていることには全く気づいていない。



翌日。


リオは王都中央図書館へ来ていた。


「闇魔法関係の文献をお願いします!」


受付の女性が少し驚いた顔をする。


「闇魔法……ですか?」


「はい!」


数十分後。


リオの前には複数の古文書と魔導書が置かれていた。


だが。


「……少ない」


リオは眉をひそめる。


火属性。


水属性。


風属性。


土属性。


光属性。


それらに比べると、闇属性の資料は圧倒的に少ない。


しかも。


「欠損だらけ……」


ページが抜けている。


術式が途中で途切れている。


解読不能な箇所も多い。


古代魔法文明崩壊の影響か。


まともに残っている資料がほとんど存在しない。


だが。


リオの目はむしろ輝いていた。


「燃えてきた……!!」


周囲の司書達が少し引いた目でこちらを見ていたが、本人は全く気付いていなかった。


そして。


リオは文献へ手を伸ばす。


「よし……!」


「まずは闇魔法の基礎からだ!!」


やる気満々だった。


閑話で何かこうかなぁと思ってたらこんな感じになりました。

ちょっとふざけすぎと思われた方はそっと忘れていただければ助かります・・・


面白いと思った方も、ふざけるなと思った方も、

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本気で怒っておられる方がいらっしゃったら感想等に書いてもらえても作者は大喜びです。

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