表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【毎日更新】亡霊の罠で女になった万年D級探索者、拾われた先で頭角を現す ~灯火の輪のリオ~  作者: アサトン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
113/129

閑話:セレナとアレクシア

作戦会議の翌日夜。


セレナの部屋の前に一つの影が近づいた。


「セレナ、アタシだ。今いいか?」


「もちろんよ、姉さん。私も話したかったわ」


そう言って、セレナはアレクシアを自分の部屋に迎え入れた。


「まぁ、座って」


「ああ」


そう言って二人は椅子に腰かける。


「先に姉さんの話は何?」


「お礼に決まってるだろう」


アレクシアが肩をすくめ、躊躇いがちに続ける。


「ホントに助かった。ありがとうな。しかし、エリクサーか。いったいどこで手に入れたんだ?」


セレナは微笑む。


「アグレス坑道五十五階層、ウォー・オーク・エンペラーのドロップよ」


「お前なぁ……そんな貴重なものをリオに持たせるんじゃねーよ。『回復役だ、飲め』と言われて飲んじまったじゃねーか」


「でも、効いたんでしょ?」


「まぁな。魔力も体力も、気力まで完全回復しやがった。噂には聞いていたが飲んだのは初めてだからな。正直驚いた」


「ならいいじゃない」


「お前なぁ……」


アレクシアは呆れたようにセレナを見つめた。


「それよりも、姉さん。どうかな?」


「どうかなって何がだ」


「新生・蒼天の軌跡についてよ」


「それはアタシも聞きたかったところだ。リオは相変わらず滅茶苦茶だが、あのアレッタってのはなんなんだ? 錬金術師? 戦闘もできて、迷宮の謎にも詳しい? 魔力の流れを阻害する魔道具を三日でつくるだぁ?」


アレクシアは呆れたように言いながら続ける。


「お前んところの新人は皆化け物か」


「そうよね。私もそう思うわ」


セレナが微笑む。


「それに、フィエルだ。あいつは右足を失って引退したんじゃなかったか? なんで五体満足でしれッと復帰してる?」


「霊薬を手に入れたのよ。リオのおかげでね」


「またリオか。あいつ、うちにくれ」


真剣な顔でアレクシアが言う。


「馬鹿なこと言わないで」


セレナが肩をすくめる。


「王都の方がいろんな依頼もあるし、あいつはもっと活躍できるぞ?」


「本人が望んでないわ」


「ま、それは冗談だがな。あいつを手放すリーダーがいたらそいつはただの馬鹿だ。しかし、ベルグランでお前達と別れてからそれほど経ってないってーのに、お前んところのパーティは無茶苦茶強くなってやがるな」


「そう言ってもらえると嬉しいわ」


「迷宮ではミアにも助けられた。あいつも小さいのに凄いな」


「ミアに伝えておくわ。多分喜ぶと思う」


「ところで」


アレクシアが話題を変えて続けた。


「二日後の戦闘だが、基本はセレナ、お前が総指揮をとってくれ」


「え?」


セレナは少し驚くが、アレクシアは真面目な顔のまま、静かに言葉を重ねる。


「アタシたちはお前らに助けられた身だ。しかも、迷宮の地図作成、階層主を倒すための魔道具の作成、作戦の主導は明らかに蒼天の軌跡の側にある。皆にもアタシから話はしておく。今回はお前の指揮に全員従う。もちろん、終わった後に救出と階層主討伐のお礼もする。


そういうことでいいな? 話はそれだけだ」


「姉さん……」


セレナは決意したように続ける。


「分かったわ。全力で期待に応えて見せる。クリスタル・アイアン・モノリス、必ずあの階層主を討ち倒しましょう」


挿絵(By みてみん)


※挿絵はAIで製作したイメージ画です。


いつも読んで頂いてありがとうございます。


よろしければ、ブックマークまたは☆評価を頂けると大変ありがたいです。


よろしくお願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ