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~1部1章~ 杖買うのにお金無いってガチ?

前回のあらすじ

なんかちょっとだけフェリティーナについて詳しくなったよ

 おぉ 新鮮な空気だ! なんだかすっきりする!それにしても木が高いなぁ。ネムス・シルファだっけ?やっぱりエルフの国だけあって自然豊かなのかな?

 これから行くところはすぐ隣国で一番広い国 オレ達の通う学校もある【ハイ・グラウス】らしい。

 どうやって行くんだろうか?

 道すがら魔力と魔法について教えてもらった。

 魔力それは万物がもちうるエネルギーらしい、氣的な?空間にも満ちるようだ。これによって身体能力を底上げしたり魔法を使うらしい。

 次に魔法こちらは大きく分けて4つあるようだが一つは教えるより現物がいいらしいので3つ教えてもらった。

 一つ目【妖精呪文】

 火・水・土・風・雷などの自然由来のもの元来エルフだけの秘術らしくエルフの得意分野のようだ、魔法名だけでなく祝詞も必要らしいが王族は必要ないらしい。

 ずるいぞ!!と思っていたら恋人でも良いみたい、やったね!

 二つ目【呪文魔法】

 なんだかダサい 祝詞は必要性がなく魔法名を唱えるだけでいいそうだ。

 鍵を開けたり、記憶を消したり、物を浮かせたり、攻撃的な物もここだ

 三つ目【変身魔法】

 文字どうりである 色や形を変えたりする 物を消したり出したりするのもここ


「着きましたよ ここがハイ・グラウスへの魔法陣があるところです。ふふ 王位継承者の威厳を見せてあげます」

 なんだかまたドヤってるフェリティーナは置いといて

 うん、石レンガの詰所といったところかな?

 見えるだけで衛兵が10人程度、結構並んでいるね。

 審査がしっかりしてるのかな?

 衛兵長「おおぉ これはこれはフェリティーナ殿下ごきげんよう おや?その子は?」

 ここは自分で名乗らせてほしいなと思いフェリティーナを止める

「フェリティーナの恋人です こんにちは」

 フェリティーナが信じられないくらい嬉しそうな顔してる……ちょっと恥ずかしいね

「左様でございますか!?まだ子供ですよ!?」

 そうなんだけど面と向かって言われるとむかつくな

「えぇ 私の恋人です。失礼のないようにね」

 ざわざわ

 今正気か?って聞こえたんだけど仮にも王女に言う事かな?

 その後順番と審査を融通してもらいサクッと魔法陣の所まで来た

 「これがさっき説明しなかった最後の魔法 魔法陣です。大がかりなもの、複雑な物に使うんですよ。さぁ 手を握ってはぐれないように」

 元から手、握ってるんだけどなぁ……ていうかなんか握り方キモイなにそのオレの手を味わうようなの、ニギニギしないでくれるかな!?


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 光に包まれたあと、さっきと打って変わって随分騒がしい。

 目を開くと活気溢れる街並みが広がっていた。

 奥に大きい城があるし城下町でいいのかな?

「着きましたね。 ここが【学園都市マシティス】です。ここでアカリの武器を買います。どちらも修める事になりますが武力か魔法どちらがいいです?」

 前者なら弓や剣、後者なら杖だろう オレはもちろん魔法だ。

 なんてったって細身で可愛らしいオレに剣は難しい、生き抜くためには適切な自己評価が必要なのだ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「世界で一番の杖づくり クリスピー・カニスの店へようこそ」

 なんだかドーナッツの食べたくなる名前だなぁ

 よぼんよぼんのおじいちゃん、大樹みたいな見た目してるなぁちっちゃいけど。

「これはこれはエルフの王女様ではないですか、母上にはいつもご贔屓にして頂いております。本日はそちらの方の杖をお求めで?」


「えぇ それで…………」

 長くなりそうので先に店内を回って見ようかな。

 スタッフにワンドもあるな、スタッフは石がついてる魔石っていうにかな?ワンドにはついてないね。

 何が違うんだろう?値札はついてないな、シンプルなのや豪華なの同じのは一つとしてなさそうかな?オレにはどれがいいんだろう?そう思ってると杖をもって声を掛けてきた。

 話は終わったらしい。

「頂いた情報や見たところの印象で言うと精霊の一部を芯とするのが合うでしょう。自由そうな気質に見えますので、まずはこれですな。ノームの靭帯にアカシアの木 振ってみなされ」 

 なるほどワンドには芯があるのか。

 あれ?今靭帯って言わなかった?言ったよね? まぁいいや

 ポピューン ポン 

 腑抜けた花火みたいな音出た これは時間掛かりそう

「違うか フェリティーナ様は土が得意だったんじゃがのう。これならどうじゃ、サラマンダーの火袋にハナミズキ」

 バーン!!!

 爆発したんですけど煤だらけなんだが?

「『セウトピス(汚れよ落ちよ)』大丈夫ですかアカリ?」


「大丈夫、ありがとフェリティーナ それが魔法なんだね」

初めて体験する魔法が煤を払う為に使われるなんて……

「そうですよ。恋人ですからお礼は結構です。もしお礼を言いたいならこれからは『フェティ』って呼んでくれると愛称ですから」

ちょっと照れてる?かわいいね

「わかったそうするよ」


「そろそろよろしいかの?」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 その後2つやったが外れ、芯は決まったんだけど木が決まらない。

 カニスさんもここまで手間取った事は無く驚きを隠せないようだ

「王族では無いから候補から外していたがこれならもしや、シルフィードの羽にネムス・シルファの大木であるトネリコもうこれしかないじゃろう」

 大木?そういえば先っぽが見えないほど高い木があったなぁ。

 なんだか手に馴染む、生まれた時からずっと握っていたみたい。

 ピュー……サーッ

 なんだか心地よくそれでいて力強い風が流れた。

 今ならなんでもできそう!わくわくする!ここからオレの異世界生活が始まるんだ!

「ようやく見つかったのう、本来ならば適正の無いはずの木それに認められるということは、ずいぶんと愛しあってるようじゃの?」

 会ってまだ一日とは言えないなぁ。 

 ほらフェティなんて随分嬉しそうな顔してる。

 オレもうれしくなって来ちゃった

「さてお代のほうじゃが、金貨1枚じゃ、頂けるかの?」

 金貨1枚……結構高いんじゃないかな?。

 あれ?フェティがぽかーんってしてる。

 ねぇ、冗談だよね?お金持ってきてないとか言わないよね?そういえば家出るとき特に何も用意してなかったような?

「今から稼いでくるので、少し待っていてください」


「なにしてんのフェティィィィィィィィィ!!!!!!!」






 



 

 


前回入れる予定だった 愛称のくだり一回消えたせいで入れ忘れちゃった どの名前も基本適当だけどネムス関係と苗字だけちゃんと考えてるよ モブはいちいち紹介するのも面倒なので名前付きで喋らせようかな? 

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