~1部1章~試験より大事な模擬戦
前回のあらすじ
剣魔法を完璧にしたアカリ ついでに色々魔法について教えてもらったぞ! そして正直アカリと戦いたくてうずうずしてたフェティ。
フェティがコインを投げる、そして着地と同時に駆け出す。
フェティといえども魔術師、ワタシの方が接近戦では魔法の速度で分が有る。
フェティの土魔法を切るほどの技量はないが、魔力量でゴリ押しするしかない。
「『ソルメテオロス(隕石よ)』」ズオオオオ
かなりデカい大岩が空から降り注いでくる
「『ベンディッタ(風の矢よ)』」ピュッ
かなり余剰に魔力を注いだ矢を隕石に向けて飛ばし、あえてそのまま奥まで突き刺す。
「『ベンーション(風よ爆ぜよ)!』」バーン
追加で魔力を増やす事は出来ないが、矢に残った魔力を剣魔法と同じ要領で炸裂させる。
なんちゃって変身魔法だ。
短期決戦と行こう。
こんな事を続けていたら魔力が持たない。
「『ベンインベスタム(風よ纏え)!』」シュゥゥ
「『フラインベスタム(火よ纏え)』」ブォォォ
かなり魔力を使っているのだろう、相応の熱気を帯びている。
風魔法対策だろうか、効果的だけど、温度の揺らぎは視界を眩ませるんじゃないかな?
「『マレパデミン(水の床よ)!』」ジワァァ
水で作った床が即座に蒸発する。
これでいい、このまま接近戦だ。
「『ソルクルーム(土の柱よ)』」ゴバァ
「ごかっふっ」
早すぎる魔法の発動の対応出来ず、遥か上空に打ち上げられる。
めちゃくちゃ痛いがこれならこれでいい。
「『マレグラカディーレ(氷よ降れ)!』」
先ほど出した水蒸気を利用して氷を降らせて、フェティの視界を塞ぐ、これは上手く行くだろうか。
「『ベンーション』」
地面を爆破してそのままフェティへ飛びかかり。
「『フラサリーラ(火よ吹き飛ばせ)』
フェティはドーム状に火を広げる事で降りかかってきたつららを吹き飛ばす。
「『ベングディス(風の剣よ)!』
ワタシは火を切り払いフェティに突っ込む。
「『ソルキュリス(土のハルバードよ)』」ブオン
フェティは正面にいるワタシの影を切った。
「なっ!」
フェティが上を見上げるがもう遅い、そう蜃気楼だ。
ワタシは既に自分の出来る最高火力を用意している。
限界まで魔力を注ぎ込んだ最大最速の攻撃。
「『ベンディッタ!!!!』」シュバァ
大きく鋭い矢がフェティに向かっていく、当たれば勝ち、致命傷には間違いなく持っていける。
てかワタシがあたったら死ぬ一撃、フェティなら死なないだろうと言う一撃。
「くっ!『フラトゥールメントル(火の砲よ)!』」
人二人分の極太の熱線がこちらに飛んでくる。
どう考えてもやばい、大やけどじゃすまない、あれ死ぬ。
さすがにあの魔力は込めすぎだったらしい。
明らかにとっさに出したという焦り顔が魔法を出す前に見えた。
「『マレクルーム(水の柱よ)!』」
ギリギリ間に合ったでもこれでは結果は変わらない!
「『マレグラクルーム(氷の柱よ)!』
柱を凍らせ、身体強化に残った魔力を注ぐ、着地は後任せだ。
フェティは纏っている炎を大きくし出来るだけ身を躱す。
「ぐぅっ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
矢がフェティの肩を落とし、ワタシは灼熱に包まれ、気を失う。
「アカリ!」
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「うっ」
頭の下が柔らかい。
「よかった、目が覚めたようですね。」
目を開けるとフェティを見上げていた、気を失ってたみたい。
「はっ!?その右腕!大丈夫!?ごめんね!?」ガバァ
落ちてる!無くなっている!オレがやりすぎた!
そんな!
「落ち着いてください、大丈夫です。」
「大丈夫な訳ないでしょ!?そんな……こんな事になってしまうなんて……」
「また生えますから、気にしないで。」
「また生える!?そんなのありえっ!あっ……」
「えぇありえますよ、ここは元居た世界ではありませんから、ほらやけども治っているでしょう?」
「え?あ……確かに。」
「薬を全部使って治したんです、危うく死ぬところでしたから。」
よく見てみるとかなり泣いた後がある、相当危なかったのだろう。
「ごめん……ありがとうフェティ……腕はどうするの?」
「明日学園で治してもらいましょう、魔法がある限り不自由はありませんから、アカリもいますし。」
「そっか……わかった……今日はなんでもしてあげるから、ゆっくり休んで。」
「ではアカリの得意料理を食べたいです、あなたの地元に似た調味料なら揃えていますから。」
「そっか未来のワタシも作ってくれたの?アレ」
「もちろんです、アレを作ってる時のアカリは類を見ない程に元気でしたよ。唯一の親との思い出とも言っていました。」
あぁ……やっぱりあれだ、本当なら誕生日のあの日に食べるはずだった物だ。
「分かった、明日の夜食べよっか。」
ワタシ達は家に戻り、いつもよりくっついて寝る事にした。
ちょ真面目にVALORANTやりすぎでやばい 反省 今の所アカリが使えるのは6階級程度の魔法 それについては解説があるので 7年生のソフィア学園の4年次終了相当だと思ってもらって構わないぞ




