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~1部1章~またもや近接戦対策

前回のあらすじ

やけにガーターベルトが好きなフェティ。 もてあそばれるアカリ。王女様がいちゃつくのを見て驚く様々な店の店員たち。 あれ王女だよな?ってなる他の客たち。

~残り19日~

 今日は実質最後の課題を達成してしまおう。

 現在のワタシは魔法使いで騎士でもない、フェティと同じくらいの速度しかない。

 しかもあの日のフェティは7割程度しか魔力を込めてないのだ。

 他にも速度を上げる方法があるはずなので、このままでは容易に近づかれてしまう。

 風魔法でお互いを吹き飛ばす事も考えたが、それも発動までわずかではあるけどラグもあるし、魔法を耐えられる可能性もある。

 それでは根本的な解決にはきっとならない。

 なので弱点を消してしまおう。

「ねぇフェティ、魔法の剣とかを出す魔法はある?」

 座って見ているフェティに声を掛けた。

「一応あるには、ありますが。」

 あれ?なんだか反応が悪い。

 未来のワタシは使ってなかった?

 いや、未来のワタシであるのに同じ結論にならないなんてことあるの?

「誰も使わないの?」


「えぇ、魔法を出力している間は他の魔法が使えません。魔法を一度止めないといけないので切り替えも遅い。他の魔法で攻撃を受け止めて、その後距離を離した方が効率的ですから。」

 なるほど、剣を出した所で競り勝てる訳でもないから。

 出したら詰みってことね?

「とりあえず教えてくれる?知らないよりはいいからさ。」


「『グディス(剣よ)』です。属性を纏う付与魔法と比べてはるかに簡単ですから、使いこなすだけならすぐでしょう。」


「『ベングディス(風の剣よ)!』」

 風が杖を柄にするように刃がはっきりと出てきた。

 魔力を込めると硬度と切れ味が上がるようで、試しに木を切ってみると。

 スパッ

 結構すんなりに切れてしまった。

 意外と切れ味はいい、それにイメージで刃の大きさも変わるようだ。

 流石に大きくすればするほど魔力の消費も比例してしまうけど。

 ワタシは扱いやすい中脇差の形に変える事にした。

 刀は男のロマンで咄嗟の状況でもイメージしやすいしね。

 試しに他の魔法を放ってみる。

 もちろん魔法は出てこない、2つ同時に魔法を使うのはやはり無理なようだ。

 流石にこれをどうにかは出来ないので、もう一つの欠点と向き合ってみる。

 まずは普通に魔法を2連発

「『ベンディッタ(風の矢よ)!』、『ベンディッタ』!」シュパンッ、シュパンッ

 まぁこちらは普通に早い。

「『ベングディス』、『ベンディッタ』」シュッ、シュン、シュパン

 確かにツーテンポ遅い、剣魔法を消す動作とその余韻のせいだ。

 待てよ、剣魔法をそのまま他の魔法に変えてしまえばいいのでは?

「『ベングディス』、『ベングディス』」シュッ……シュパン

 論外だわ。

 余計に遅くなっちゃった、どうしようかなこれ。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


~残り15日~

 色々試しはしたものの、改善案が見つからず日がたってしまった。

 この数日間剣魔法の事を色々調べた。

 2つ同時に魔法を使えないのは魔法の一部のせいで、これに様々の方法で手を加えてみたが、魔法自体が上手く行かなくなってしまった。

 消す手間については、何一つ改善案が出なかった。

 魔法の余韻については、この魔法が妖精魔法であることが大きな問題となった。

 周りの空間の魔力を使用してる性質上、その魔力を解放する時間が必要なのだ。

 魔力消費を増やして周りの魔力を借りずに、魔法を行使する案は出たけど、こちらはコスパが悪すぎたし、結局消す手間は無くならないので没案とした。

 できれば他の魔法2つ使用するよりも早く、最低でも同じ速度にしたい。

 なにか良い案ないかなぁ……。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 全く良い案が出ないので、気分転換の為にハイ・グラウスに出かける事に。

 魔法の参考になるかもしれないので剣などの装備品をとり扱っている店が多いエリアに向かった。

「てっきり剣士ばかりだと思っていたんだけど、みんな色んな武器持ってるね~」

 刀や槍、ハルバードを持っている人もいて非常にかっこいい。

「様々な武器に合わせた流派がありますから、この世界では魔法使いより騎士などの方が3倍はいますし。」

 そんな事を話しながら暫く回っていると、宝石を嵌めた剣があるのを見つけた。

「フェティ、あれは?」


「あれは魔法剣ですね。 小さい魔石は魔力を込めるとその色の属性の魔法を出してくれるのです。大きい魔石なら杖の素材になるようにどの魔法も使えますが、小さいのでも高価ですし武器に組み込むのは難しいですからね。」

 

「使ってると魔石がダメになったりするの?」


「あるにはありますが、相当の魔力を込める必要があります。でも武器の方が先に壊れてしまうので魔石を他の武器に取り換える事が多いですね。」

 へー武器を先に取り換える方が多いんだ。

 まぁ大事な物だし、他を取り換える方が楽だよねぇ。

 ん?他(・)を(・)取(・)り(・)換(・)え(・)る(・)?

 これかもしれない、きっと解決策はこれだ。



昨日朝2時くらいから翌8時くらいまでVALORANTやっててびっくり 執筆と食事抜いて24時間やってた。

あと魔法の取り換えは一瞬で思いついたけどどうやってそこまで導くか大変だったわ。 

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