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23話 新たな可能性

朝。


---


森。


---


トールは動く。


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粘性。


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糸。


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絡める。


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リシアが斬る。


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終わる。


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解体。


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ナイフ。


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スッ——


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通る。


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無駄がない。


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肉を分ける。


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メタへ。


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収納。


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リシア「昨日より早いな」


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トール「うん」


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短い。


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■ 昼


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街。


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自由時間。


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トールは歩く。


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目的は決まっている。


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本。


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店に入る。


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古い紙の匂い。


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棚を見る。


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手を動かす。


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一冊。


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止まる。


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(……これ)


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表紙。


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簡素。


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だが——


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中身を見る。


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回復。


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基礎。


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魔力循環。


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傷口固定。


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魔力誘導。


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トールは静かに読む。


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(……粘性と合う)


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トールは本を閉じる。


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持つ。


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会計。


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戻る。


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■ 拠点


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リシアはいない。


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トールは座る。


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本を開く。


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少し読む。


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理解する。


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(……使える)


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トールはメタを見る。


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トール「食え」


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本を差し出す。


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メタが揺れる。


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ゆっくり包む。


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取り込む。


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紙が溶ける。


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文字。


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魔力。


---


知識。


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全てが、

粘体へ吸い込まれていく。


---


静寂。


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そして。


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メタが震えた。


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“ぷるっ”


---


淡い光。


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粘体内部へ、

緑色の魔力が流れる。


---


トール「……」


---


メタが動く。


---


小さく、

トールの手へ触れる。


---


すると。


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じわり。


---


暖かい。


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トールの細かな傷。


---


擦り傷。


---


それらが、

ゆっくり塞がっていく。


---


トール「……回復?」


---


メタが嬉しそうに揺れる。


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その瞬間。


---


“ピコン”


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天の声が響く。


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《使役個体【メタ】がスキル【粘性回復(初級)】を獲得しました》


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《粘性操作との適性を確認》


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《回復精度が上昇します》


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トールは少し驚く。


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そして。


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小さく笑った。


---


トール「……すごいな」


---


メタが、

得意げにぷるぷる震える。


---


■ 夜


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森。


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トールは一人。


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メタと。


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同じ場所。


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黒い狼。


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まだ倒れている。


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だが——


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昨日より。


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呼吸が深い。


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トールは止まる。


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距離。


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詰めない。


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(……いい)


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トールは手を上げる。


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粘性。


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薄く広げる。


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空間に張る。


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膜。


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その上から——


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回復。


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流す。


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じわり。


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届く。


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メタが動く。


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さらに近づく。


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覆う。


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傷口。


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包む。


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そして——


---


流す。


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回復。


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昨日より濃い。


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明確に違う。


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狼の体がわずかに動く。


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反応。


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拒絶はない。


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(……上がった)


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トールは肉を出す。


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ナイフ。


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スッ——


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切る。


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整える。


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火。


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焼く。


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匂いが広がる。


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狼の耳が動く。


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昨日より速い。


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トールは投げる。


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距離。


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維持。


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狼が動く。


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顔を上げる。


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肉を見る。


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迷わない。


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食う。


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勢いがある。


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一気に。


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さらに——


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トールがもう一つ投げる。


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すぐ食う。


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止まらない。


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(……食欲が戻ってる)


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トールは頷く。


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トール「……いい」


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小さく。


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メタがそのまま覆う。


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回復を続ける。


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安定している。


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トールは見る。


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(……任せる)


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トールは立つ。


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振り返る。


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戻る。


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狼は動かない。


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だが——


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目が追う。


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トールを。


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■ 拠点


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火。


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静か。


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トールは座る。


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手を見る。


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細かな傷。


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かなり薄くなっていた。


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(……回復してる)


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トールは静かに拳を握る。


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トール「……まだだ」


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小さく。


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火が揺れる。


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夜は深かった。

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