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もう一度恋の初心者  作者: 由紀
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10/16

10 この気持ちは…?

俺はタカハシユキ。


ちょっと過去を思い出してたんだ。


偶然行っただけだった。


「私の悪口、散々言っといて、何自分は自慢しちゃってるの?」


ドスの効いた声、でも由紀さんだとすぐに分かった。


「ユキ君に好かれてないからってストーカみたいに調べなくても…!」


この耳に障る声はゆきアさんだ。


由紀さんにバレたのか。バレてほしくなかった。


「少なくともアンタよりは仲良くしてるわよ!…どの道、私が何もしてなくてもね!」

「はぁ…?」

「…私の方が可愛いもん!ブスのアンタと違ってモテてるの。」


俺のいない場所でそんなことを言っていたのか。いい度胸だ。


「由紀…本当にユキ君が好きなのねwあの辛気臭い人。お似合いじゃないの?」


由紀さんの聞いたこともない怒りの声が聞こえる。


これ以上由紀さんを怒らせないで。俺の為に怒らなくていい。笑ってたら…


俺は我慢が出来なくて歩き始めた。


これより後はお察しの通りさ。


「はあ…」


何で。


なんで俺は、彼女に、由紀さんに対して。


笑ってくれたらそれでいいなんて思ったんだろう。


「変わってるな。俺って。」


どうしてだろう。



つづく

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