第1章
なんでこんな事を思い出したんだろうか。
たぶん、彼女と似たあの人に会ったせいかもしれない。
もしかしたら、彼女かもしれない「そんなわけない」そう自分に言い聞かせていた。そうしないと自我を保てなかった、彼は無意識のうちに地面を殴っていた、まだ忘れられない自分がいた。
自分が嫌だった、地面を殴った手の甲は赤くなっていた。幸いな事に、手の甲の皮切れていなく、血も出ていなかった。
手を見ながら心の中で良かったと呟いた、もし怪我をしていたら、みんなが心配するかたそう思うと、自分の弱さに感謝をした。
彼は立ち上がりそのまま出口に向かおうと、地面に手をついた、しかしその時手に何かが当たった。
それは、恐ろしく最悪なもの、そう自分の飲みかけのジュースだった。
彼は缶を自分の目線の高さに上げると、悩んだ正直2択しかなかった。
飲むか捨てるかの2つだけだった、しかしその缶は1時間も放置していたので持った手から生ぬるさが伝わってきた、彼の決断は早かった、すなわち捨てるだった。
彼は校舎に続く扉を開けて、下に降りる階段を進みだした、後ろではドアが金属音立てながらしまっていった。
彼はすぐに手洗い場に向かい、缶を傾けて中身を流し始めた、液体が流れていくさまを見ながら、こんなもの誰が飲むんだ、いや誰が買うのか、そんなことを考えていた。彼は飲み終えた缶を自販機の隣にあるゴミ箱にすて、そのまま昇降口に歩き出していた、下校時間を過ぎた下駄箱には人影は少なく、部活に勤しむ声だけが彼の耳には届いていた。




