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第1章
夏が終わり 秋が深まってきたそんな頃
「あぁ、ねむ」
「お前いつもながら、眠そうだな」
「しかたないだろう」
ダルそうな声で呟くように返事を返した。
「お前授業中もよく寝てるのに、まだ眠いのかよ」
「それとこれは別だ」
そんな会話を続けていたら、後ろから元気のいい女の子の声で。
「おはよう」
二人はそれぞれ。
「おはよう」
「よっ」
と返事を返していた。
「いつもながら、眠そうだね」
「お前らは、いつも同じようなこと言うな」
ばつが悪そうに返すと、間を開けずに。
「愛されてるんだよ」
彼女はからかうような声で、笑いながら答えていた。彼は一人でも大変なのに二人相手に口で勝てるはずがなく、あからさまにわざとらしく。
「やばい、遅刻する走るぞ」
彼は二人の返事も聞かないで、そのまま走り出していた、走り出した彼の手にはあの時計が握られていた、残された二人は顔を見合わせて、ニヤリとして笑ってから。
「追いかけるぞ」
「了解」
二人は遠く離れていく、彼の背中を追いかけていた。




