外伝 召喚された勇者達
三十回目の投稿ということで外伝なるものを作ってみました!
真達の召喚された時のエピソード。
そして零との決闘のその後を少し描いてみました!
楽しんでいただければ幸いです!
それでは外伝、どうぞ!
よう!
俺は天城真。
とある高校の二年をやってる。
俺は高校ではいつも仲のいいメンバーで過ごしてるんだ。
その中で俺はリーダーの位置づけとなってる。
「おーい!真!」
「今行く!」
俺達はいつも通りの朝を迎え、学校に登校する。
俺達はこの時まで今日あんなことになるとは思ってなかったんだ。
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昼休みとなり、俺達は屋上に集まって昼食を食べる。
「なーんか面白いことねえかな…」
「何言ってるんだ。高校が楽しくないとでも?」
「…まあぶっちゃけ高校は思ってたよりも楽しくないな」
「えー、ひどーい。私達といて楽しくないっていうの?」
「いや、お前達といるのは楽しいんだけどさ。なんか刺激が足らないっていうか」
「刺激って…この学校をテロリストが襲ったりとか…?」
「そこまでは求めてねえよ!?ただ少しだけ非日常みたいなものを体験したいなって」
「例えばどんな?」
「そうだな…と言われてもなんも思いつかないんだけどな」
「何それ、笑える〜」
「ま、今の日常を大切にしていくのが今は先決か」
「そうだな。ずっとこの四人仲良くいたいものだ」
「うんうん、そうだよねー」
「私は…どっちでもいい」
「そんなこと言って〜、飛鳥も実はそう思ってるんでしょ?」
「…そんなことないもん」
「照れちゃってさー!ほんと可愛いんだからこいつ〜」
「そろそろ昼休憩も終わりだ。教室に戻ろうぜ」
「そうだな。おい二人とも遊んでないで片付けろよ」
「はーい」
「芽衣が邪魔するから片付けられなかった…」
「文句言わないで片付けよー!」
昼休憩の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「急ぐぞ!」
「ああ!」
屋上に繋がる階段へのドアを開けようとするが開かない。
「どうした?なぜ開かない」
「開かないんじゃなくて開けないんだよ」
「そんなわけないだろう。ちょっと貸してみろ」
紅がドアを開けようとするがやはり開かない。
「え、なになに。ドアが開かないの?」
「そうみたいだな」
「…どうしよう」
「どうしようもないな」
ドアが開かないなら教室に戻れない。
どうしようかと考えていたその時、俺達の足元が急に光った。
「な、なんだよこれ!?」
「くっ…わからんがとにかくみんな手を繋げ!何があっても話すんじゃないぞ!」
「う、うん!」
「…わかった」
手を繋いだ俺達を包む光は消えることなく増してゆく。
そして光がピークに達した時、俺達はこの学校、いや世界から姿を消していた。
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「う…ん…ここは?」
「お待ちしておりました、勇者様」
目の前には女の子とその子を守るように騎士のような人が立っていた。
「えーと…ここは…どこですか?」
「ここは我が国の王城、その地下となります」
「え、いや…ていうかなんで俺達はここに?学校にいたはずなんだけど」
「それは私共が勇者召喚を行った結果となります」
「勇者召喚?勇者ってのはなんなんだ!」
「勇者とはこの世界に魔王の危機が迫った時、魔王を討ち滅ぼし世界の平和を保つ存在です」
どうやら俺達は地球とは別の世界に来てしまったらしい。
「ねえ…なんで私達がこんな目に合わなきゃいけないの…?」
「くそっ、いきなりこんな場所に召喚されて勇者だと?意味わかんねえよ…」
「………」
俺以外の三人は現実逃避を始めかけている。
「みんな!シャキッとしろ!」
そんな三人に俺は声をかける。
「もう起こってしまったことは仕方ないんだ。それにこの世界に来れたってことは元の世界にも戻れるってことじゃないのかよ!」
「…確かに戻る方法はあります」
「一方通行の道なんてないんだ!必ず戻れる!生きて帰って、また三人で馬鹿騒ぎするんだ!そうだろ?」
「…ああ、そうだな。確かにお前の言う通りだ。俺はお前に従うよ」
「私も…真に従う。まだこの状況すべて飲み込めたわけじゃないけど…真について行けばいいって言うのはなんとなく分かるもの」
「…私はとりあえず保留。ついて行くのはついて行くけど違うと思えば抜ける…」
「…どうやら方針は決まったようですね」
「ああ、とりあえずこの世界で生きていくことには決めたよ」
「では勇者様方のお部屋にお連れしますので騎士達について行ってください。詳細な説明は明日にしましょう」
そうして俺達は別々の部屋に案内される。
「ここがあなたの部屋です。どうぞお使い下さい」
「ありがとうございます、騎士さん」
「いえいえ。では私はこれで。用があればメイドや執事の方にお申し付けください」
「分かりました」
俺は部屋の中に入った。
中々大きなベットがあったのでそこに寝転ぶ。
「…まさか、ほんとに刺激的なことになっちまうとはな…」
日常が大切とはよく言うものだ。
こんなことが起こったからこそ身にしみる。
「紅…芽衣…飛鳥…俺はあいつらのリーダーとしてやってけるのか…」
不安はある。
だがやるしかないこともまた事実なのだ。
「…考えても仕方ない、か。勇者として召喚されたならそれなりに強い能力でもあるんだろうし…訓練でもすればあいつらを守るくらいは出来るようになる…だろう」
魔王、勇者、そしてこの世界。
地球に帰れる日は何時になるだろうか。
この世界でちゃんとやっていけるのか。
「…いや、やるんだ。あいつらを守り抜いて魔王も倒してこの世界を守る。それくらいの覚悟は必要だ。どんな敵が来ても俺が全部倒せるようにならないと…」
この言葉は後にあっけなく崩れ去るがこの時の真は本気でそう考えていた。
「明日詳細な説明をしてくれるって言ってたし、今日は寝るか…なんでか分からないけど今夜みたいだもんな」
俺達が光に包まれたのは昼休憩が終わった直後。
にも関わらず外を見てみると街が明かりで照らされた夜の世界だった。
「これが…夢だったら、いいのに、な…」
真は眠りにつく。
もちろんこれは夢であるはずがなく、起きた時には内心ガッカリしたりする真だった。
それからステータスのことやこの世界のこと、戻る方法は魔王を倒すしかないことなど話を聞き、訓練に参加して一歩一歩進んでいく真達。
召喚されてから一ヶ月後に零が追加で召喚され、少しだけだが関わっていくのはまだ先の話である。
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零を呼び出して行った決闘に敗れた真達。
その表情は少しだけだが晴れやかとしていた。
「…なあ、俺達、まだまだ強くなれるよな」
「ああ…勇者である俺達ならあいつ以上に強くなれるはずさ」
「ていうか一泡くらい吹かせたかったな〜」
「…私は吹かせたもん」
「それもきっちり防がれてたけどねー」
「…うるさい!」
芽衣に襲いかかる飛鳥。
「ちょ!やめてよー!」
「やめない…!」
それを見た真は
「くっ…アッハッハッ!」
「いきなりどうした?あいつにやられておかしくなったか?」
「いや、すまねえ。ちょっと思い出してよ。この世界に来た時の俺のことを」
「この世界に来た時?」
「ま、他愛もない話さ。最近ちょっと忘れかけてたんだよ」
「へえ…教えてくれないのか?」
「ばーか。こんな恥ずかしい思い出話せるわけないじゃんか」
「なになに?何の話!?」
「…むー!まだお仕置きは終わってない!」
「はいはい、そこまでだ」
そろそろ見かねた紅が二人の喧嘩を仲裁しに行く。
その光景は地球で俺達四人がいた頃の光景と何ら変わりなかった。
そう、こうした四人でずっと仲良くするってのが俺達の約束だったんだ。
いつしかそれを忘れて強くなることだけが目的になってた。
「…忘れてたぜ。俺の目標…。強くならなくちゃいけないのは確かだが俺には俺の目標もある。ちゃんと達成しないとな…」
「…ん?何か言ったか?」
「いーや、何も言ってないぜ!」
俺達はこの場を去り、部屋に戻る。
真の表情は前のような傲慢さはもう見て取れない。
希望、熱意、そんな前向きなものしか読み取れなくなっていた。
「もう目標は忘れない。それに零、お前には感謝しておくぜ。超えるべき存在ができたしな。見てろよ…今度あった時は一泡どころか追い詰めてやるからな!」
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
これから真達はどんな成長を遂げていくのでしょうか。
零との対決を経て、目標を取り戻した真はきっととんでもない成長を遂げるのでしょうね(私もよく分かってない)
感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!
ミス、アドバイス等教えていただけるとありがたいです!
それではまた次回お会いしましょう!




