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第三十話 迎える出発の朝

 第三十話更新しました!


 今回少し投稿が遅れてしまい申し訳ありません!

 実は半分書いてたやつがちょっとサファリを閉じているあいだに保存してなかったせいで消えてしまってやる気が少し落ちてしまいましたw


 何とか大体同じ文章に仕上がったので楽しんでいただければ幸いです!


 それでは第三十話、どうぞ!

「れ…れいく…」


 誰かが俺を呼ぶ声がする。

 まだ眠いんだから起こさないでくれ…


「零君…零君ってば!」


「う、うーん…ってフレイヤ様!?」


「やっと起きてくれた…久しぶりね零君」


「え、ええ、お久しぶりですフレイヤ様」


 なんと俺を呼んでいたのはフレイヤ様だった。

 てことはまたあの真っ白な空間かなと思って周りを見てみると何故かピンク一式であった。


「今日はあの真っ白な空間じゃないんですか?」


「ええ、あの真っ白な空間じゃろくにおもてなしもできないでしょ?だから私の部屋に呼んだの」


「へー…フレイヤ様の部屋ですか…フレイヤ様の部屋!?」


「そうだけど…どこかおかしいかしら?」


「そんなことないですけど…」


 フレイヤ様の部屋を見渡してみるとそこらじゅうに可愛らしいぬいぐるみがあり、ベットの上なんかもうベットが見えないくらいぬいぐるみが置かれている。


「…子供っぽいと思ったでしょう?」


「全然そんなこと思ってないですよ。可愛らしい趣味だなとしか」


「そう?それなら良かった!」


 嬉しそうにフレイヤ様は笑う。


「さあ、お茶が入ったわ。クッキーも一緒に召し上がれ」


「そ、それじゃあいただきます」


 クッキーを一つ手に取り口に運ぶ。


「こ、これは…!?」


「お、おいしくなかったかしら…?」


「逆です!とてつもなくうまいですよ!サクサクとした食感、口に入れた瞬間広がる風味、食べても食べても口が乾かない…こんなおいしいクッキー初めて食べました!」


「そんなふうに言ってくれるなら作った甲斐があったわね」


「え、このクッキー…手作りなんですか!?」


「ええ、私暇があればお菓子とかよく作ってるのよね」


「…これが神のお菓子なのか…」


 俺は涙を流した。

 この世にこんなおいしいクッキーがあったのかと戦慄している。

 一種の悟りを開けそうだ…


 あ、ここってこの世じゃないじゃん


「そ、それじゃあお茶も…」


 カップを口に運ぶ。


「こ、これは…!?」


「今度は何かしら?」


「…なんか苦いですね」


 過去に飲んだことがある青汁をさらに凝縮して凝縮し尽くした程の苦さであった。


「まあそのお茶は神界の健康食材を凝縮したお茶だから苦いのは当然ね」


「あ、そうだったんですか」


 クッキーに引き続き少し期待していた俺がいたのは内緒である。


「それで、今日はなんでここに呼んだんですか?」


「あ、そうだったわね」


 フレイヤ様はお茶の入ったカップをテーブルに置き、真剣な表情になった。


「今回呼んだのは他でもない、零君のスキルについてよ」


「もしかして鑑定心眼のことですか?」


「あ、あら?もしかして知ってたの?」


「ええ、もしかして…」


「最近忙しくて様子を見れてなかったから…何があったのか教えてもらえないかしら?」


「もちろんです。えーっと、じゃあこの前来た時からの話から始めますね」


 俺はフレイヤ様に今までにあったことを話した。


「…そんなことがあったのね。ごめんなさい、そんな時に何の力にもなれなくて…」


「謝らないでくださいよ。結果こうして生きてるんですから。結果よければ全てよし、です!」


「そう言ってもらえると助かるわ…それじゃあ鑑定心眼についての説明はいらなさそうね?」


「ええ、鑑定しましたからある程度のことは分かってるつもりですよ」


「天照に色々聞いてたけど…まあその様子なら大丈夫そうね」


「すいません…手間かけさせてしまって」


「いいのよ、零君が無事ならそれ以上に嬉しいことはないわ」


「そう言ってもらえると助かります」


「それで、もう一つ聞きたいことがあるのだけど…」


 今度はさっきと違った意味で真剣な表情になったフレイヤ様がいた。


「え、えーと…なんでしょうか?」


「今ちょっと覗いたんだけど…零君の隣に寝ている二人の女の子は誰!?」


 …なんか最近こんな感じのくだりになれてきている自分がいるのが少し悲しい


「さっきの話にも出てきたアイリーンとアイリスです」


「むむー!私が一番先に零君に出会ったのにー!こうなったら私も向こうの世界に行くんだから…」


 なんだか凄く不安な言葉が聞こえてきたような気がする。


「ち、ちょっとフレイヤ様?」


 問いかけようとした時俺の周りが光に包まれていく。


「あ、零君もうすぐ起きそうね。今度会う時は向こうの世界だから!覚悟しておいてね!」


「ち、ちょっと待っ…」


 言い終える前に俺はフレイヤ様の部屋から姿を消した。


 ---------------------------------------


「う、うーん…」


 目が覚めるともうアイリーンとアイリスは起きていた。


「アイリーンにアイリス、おはよう」


「お、おはようございます…」


「お、おはよう…」


 なんだか二人とも顔が赤い。


「二人とも風邪か?なんだか顔が赤いぞ?」


「い、いえ!大丈夫です!何ともないですから!」


「え、ええそうよ!何ともないんだから!」


「そ、そうか…無理はするんじゃないぞ」


 朝から女子二人の剣幕に逆らえない俺だった。


「アイリーン様、零様、アイリス様、ご朝食の準備が整いました」


 メイドさんが朝食の知らせをドア越しに伝えてくれた。


「分かりました。それでは中に入れてください」


 ん?

 中に入れる?


「分かりました。失礼致します」


 ドアを開けてメイドさんが朝食と共に入ってくる。


 …なんだか多くない?


「え、えーと…こんなにあるんですか?」


「国王様がこれだけ用意しろと命令されましたので…」


「あ、そうですか」


 あの王様、人を暴食と勘違いしてないか?


「後国王様からメッセージを受け取っております」


 ほう、メッセージか。


「それではそのままお伝えします。『娘に手を出してたら殺す』だそうです」


 やべえよ!

 あの王様マジパネェよ!


「手は出してませんとお伝えください!」


「了解しました。()()出してないと伝えておきます」


 …なんか不安すぎるアクセントが聞こえた気がするな。


「それでは、ごゆっくり」


「とにかく、ありがとうございます」


 メイドさんが部屋から出ていく。


「それで、これ食べ切れると思うか?」


 目の前に積み上げられたお皿の山を見て二人に問いかける。


「…朝からこの量はきついわね…」


「お父様どうしてこんな量を…」


「…まあ、食べられるだけ食べてみるか」


 俺達は考えることを放棄して無心で食べ続けた。

 朝ごはんからハードなご飯となってしまったが何とかいつの間にか食べきっていた。


「…もう食べれないわ」


「…私もです…」


「…なんでか俺はまだ食べられる気がしてる」


 俺ほんとに暴食になったのかな?


「さあ、今日は準備が出来れば王都を出発しようと思う!」


「準備と言ってももうほとんど終わってるけどね」


 初依頼の準備のついでに色々と買い揃えていたので実はもうほとんど必要なものはないのである。


「後は魔法袋だけですか」


「今は私のだけで全然余裕はあるけど将来的に考えると二人も持ってて欲しいわね」


 魔法袋とはアイテムが決められた容量までなら全く重さも感じず多くのものを入れることが出来るまさに魔法の袋である。


「じゃあ商店街にでも行ってその後ギルドにも寄ってから出発するか」


「「そうね(ですね)」」


 今日の予定が決まったところで俺は自分の部屋に戻る。

 ついに出発の日を迎え、ワクワクしている自分がいる。


 …しかし、ワクワクと同時にフレイヤ様の言ってたことに不安の意味のドキドキを感じている零であった。

 ここまで読んで下さり、ありがとうございました!


 今度からはこういったハプニングがないように努めますので許してください、なんでもするので(なんでもするとは言ってない)


 感想で戦闘描写が苦手なところを指摘され、頑張って苦手克服を目指さなければと思っている私です。


 感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!


 ミス、アドバイス等教えていただけるとありがたいです!


 これからもこの作品をよろしくお願いします!

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