第二十四話 大樹の森のマンティコア
第二十四話更新しました!
行き当たりばったりで続けているこの作品も二十四話まで連載を続けられていてびっくりしてます。
毎回毎回その場で思いついた文章を起こしているだけなのでミスもあるとは思いますが楽しんでいただければ幸いです。
それでは第二十四話、どうぞ!
準備はそんなに時間はかからず、お昼ご飯を食べるついでにでも揃えられたくらいだ。
「よし、じゃあ出発しますか!」
「今からなら依頼を達成して帰ってきても全然間に合うわね」
「確か夜の9時に呼び出されてるんでしたっけ?」
「宴が何時からかはわからないが今から行って帰ってくるだけで1時間ほど、倒すのに時間はそんなにかからないにしても探すのに時間を割けるのは1時間ってとこか」
「探すも何もマンティコアのいる場所ならわかってるわよ?」
「えっ!」
「そりゃあ大樹の森の魔物達の中でマンティコアってトップクラスの魔物だもの。森の中心部にある一番大きな大樹に住み着いてるに決まってるわ」
「へー…アイリスがいると余計な時間をくう心配もなさそうだな」
「零もちゃんと知っておかなきゃダメなんだからね?」
「そうですよ!仮にもAランクを授かったのですからAランク相当の身の振る舞いをしていただかないと!」
「わ、わかったよ。勉強するからそれまで待ってくれ!」
「じゃあ私が教えてあげるわ。経験からわかるものっていうのもあるしね」
「それなら私も教えていただけませんか?」
「もちろん!アイリーンも知っておいて損はないから。というか得しかないわね」
自分で自分の言葉に頷いている…
なんか、悲しいというかなんというか…
「…何よ?なんか文句ある?」
「イエ、ベツニナニモ」
女の勘は鋭いとはよく言うものだ。
何か良からぬことを考えたらすぐにバレる。
「まあいいわ。とにかく急ぎましょう」
「そうだな」
王都を出ると見たらすぐにわかるような大きな木がある森があった。
「なんかだいぶ近そうだけど往復で1時間もかかるのか?」
「森の中心部まで行って帰ってくるならって話よ」
確かに横にもめちゃくちゃ広い森だった。
そしてどこまで奥に続いているのか分からないほどである。
「なあアイリス、マンティコアと戦う上で気をつけないといけないことってあるのか?」
「いい質問ね。マンティコアは魔法での攻撃はあまり効かないって言うのは常識であるけど厄介なのはマンティコアの尻尾なの」
「尻尾が厄介?」
「実はマンティコアの尻尾は本体とは独立しているような動きをするの。だからマンティコア自体に気を取られていたら尻尾に攻撃されてお陀仏なんてのもよくある話なの」
「なるほど…つまり近接戦闘になったらそこからが気を引き締めなきゃいけないってことか」
「でもマンティコアも魔法、特に火の魔法を使って応戦してくるから近くに行くだけでも一苦労ってわけ」
「火の魔法…なるほど、よくわかった。ありがとう、これで二人に心配かけることもなさそうだ」
「そう、それなら良かった」
「あの、零様。私が魔法でマンティコアの注意を逸らすというのはどうでしょうか?魔法が効かなくても当たればヘイトは稼げそうですから」
「いや、今回ちょっと試したいことがあってね。俺一人でやらせてくれないか?」
「試したいこと?」
「ああ。これからの戦闘を切り抜けるために必要な技をちょっとね」
「なら見せてもらいましょうか。零の秘策ってやつをね」
そうこう言っているうちに大樹の森の目の前まで来ていた。
「うっわぁー…近くに来ると余計でかいな」
「確かにここまで大きな木の森は早々ないかもね」
「あるとしたら…世界樹の森、でしょうか?」
「世界樹の森なんてよく知ってるわね。あれ相当古いおとぎ話のはずだけど」
「私昔から本を読むのが好きでしたので…王城の図書室にあった本、それに禁書庫の本も少し読ませてもらったことがあります」
「禁書庫?なんか凄そうだな」
俺の小並感が半端ない。
「それはもう。何せ禁術と呼ばれる古代の魔法や禁止された技術、例えばホムンクルスを作る方法などが収められていますから」
「…え、それってやばいやつなんじゃ」
「もちろん私が読めたのはもうこの世界ではほとんど見ないおとぎ話のようなものだけでしたけどね」
「王女様がそんな危ない本読んでたらびっくりするわよ」
「あ、零様なら私がお父様に言えば禁書を読ませてもらえるようになるかもしれませんよ?」
「禁書…」
ゴクッと生唾を飲む。
禁じられた魔法、技術…そんなのオタク心がくすぐられるじゃないか!
「我は禁じられた古代魔法の使い手、ゼロである!」
「えっ、何言ってんの?」
「何をおっしゃっているのですか?」
「…すいません、なんでもないです」
二人に冷たい目で見られる俺。
なんだよ、少しくらい厨二病になってもいいじゃないか…
「ところで中心にある一番大きい大樹ってどこにあるんだ?」
「それはね…あ、ここなら見えるわ。上を見てみて」
「上?」
そう言われて上を見上げるとそこには何かその辺にある木が子供に見えるほど高く、大きい木があった。
「え、何、あれ?」
「あれがこの森の中心にある大老樹って呼ばれてるものよ。確か樹齢5000年だったかしら?」
「5、5000年!?」
(そんなに昔から生えているのか…じゃあ世界樹の森ってのが本当にあるとすれば一体どれほどの年月を…)
「零?どうしたの?」
「ん?ああ、なんでもないさ。ちょっと考え事をしてただけ」
「そう、ならいいけど。そろそろ目的の場所に着くわよ」
「気を引き締めないと、ですね!」
「アイリーン、やる気があるのはいいが空回りはしないでくれよ?」
「むー…そんなに心配しなくとも大丈夫です!ちゃんとやれますよ!」
「と言っても今回は俺が一人でやらせてもらうけどな」
「はっ!そうでした…なら今度は私に任せてくださいね!」
「了解だ。今度の時はアイリーンのサポートに回るよ」
「一人でやらせて欲しいのですが…」
「俺の大切なアイリーンが傷つくところなんか見たくないからね。ちゃんと守ってやらないと」
「大切な…人………はっ!いけない、トリップしてました!ちゃんと集中です!集中…集…えへへ…」
ダメだ、再起不能になってる。
「…そういえばおかしいわね。今まで他の魔物達にあってない」
「そういやそうだな」
「まさかとは思うけどマンティコアより強い魔物がいるのかしら」
「そりゃないだろ。前の魔物大量発生でも結局ベヒモスだけだったじゃないか」
「…それもそうよね。考えすぎか」
俺達はついに大老樹の真下に着いた。
「さあ、マンティコアよ。どこにいるんだ?」
辺りを見渡すが一切魔物のいる気配はない。
「なあ、マンティコアってここにいるんじゃなかったのか?」
「おかしいわね…この森で高ランクの魔物が出ればこの場所に必ず住み着いてたはずなのに…」
「もうちょっと探してみるか」
俺達は大老樹の周辺を探り出す。
そうして10分程が経過したとき、アイリーンがあるものを見つけた。
「これは…」
「何かが食事をした跡…よね」
「しかもまだ新しいです…一体誰がこんなことを…」
「…なあ、俺思ったんだけど」
「私も、今ちょうど思い立ったことがあるわ」
「奇遇ですね。私もこれをやった張本人に心当たりがあります」
「「「マンティコアの仕業だな(ね)(ですね)」」」
となるとこの近くにいるはずだ。
周囲を警戒していると後方に強敵の気配が現れた。
「後ろか!」
そこには体長10メートルはあるであろう魔物がいた。
「アイリス…マンティコアってこんなにでかいのか?」
「そんなわけないじゃない!私だってここまで大きいのは初めてよ!」
「これは…推定ランクBはありそうですね」
俺が戦う魔物ってのは何故こんなにもイレギュラーが多いんだ…
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
自分が書きたいことを書いているだけなので何分読みにくいとは思います。
ほんとに申し訳ないです。
文章の書き方というのもまだ手探りの状態であやふやな所も多々ありますがこれからも頑張っていきます!
感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!
ミス、アドバイスがあれば教えていただけると幸いです!
それではまた次回お会いしましょう!




