第二十三話 最初の依頼
第二十三話更新しました!
今回は結構簡潔な文章になっているはずなので読みやすくなっているはずです!
最近PVが1000越えを安定してきて嬉しくあります!
これからもよろしくお願いします!
それでは第二十三話、どうぞ!
とにかく、冒険者になっていきなりの波乱はあったものの無事に冒険者となれたので良しとする。
「さあ、それじゃあ何か依頼を受けてみるか」
「そうですね!冒険者になって初めての依頼ですから気合を入れていかないと!」
「うーん…こんなのはどう?」
アイリスが渡してきたのは魔物の討伐依頼。
それもランク制限はC以上となっている。
「初っ端の依頼がこんなにレベル高そうで大丈夫か?」
「余裕よ。うちはAランク二人、Cランク一人のパーティーなんだからこの程度軽くこなせないと」
「私は少々不安はありますがやってみたいと思います!」
二人ともやる気は十分のようなのでこの依頼を受けることにする。
「すいません。この依頼を受けたいんですが…」
「わかりました。えーと…それではこの三人でパーティーを組むということでよろしいですか?」
「ん?パーティーを組む時には何か申請が必要なのか?」
「はい。パーティーを組む時にはギルドカードをお借りしてパーティーメンバーの登録を行わないといけません。そしてパーティーメンバーは最大六人まで登録できます」
「なるほど、了解した。ちなみにパーティー登録することで何かメリットはあるのか?」
「そうですね、例えばランクポイントが全員に与えられるようになります。三人がパーティーとして登録していなかった場合、依頼を受けた方のみにランクポイントが与えられますがパーティーを組めば全員にポイントが加算されます」
「つまり下のランクの人でも俺達と組めればランクポイントが大量に貰えたりするってことか」
「端的に言えばそうなりますね。それにパーティーメンバーに登録すればパーティーの生存確認が容易になります。まずはこちらをご覧ください」
受付嬢が見せてきたのは資料の一部。
そこに描かれていたのは二種類のギルドカードだった。
「左側にありますのがパーティー登録をされていない方のギルドカード、そして右側にありますのがパーティー登録されている方のギルドカードとなります」
左は今持っているカードのと同じだが右はカードの右下の方に誰かの名前が書かれているようだった。
「こちらの名前が明るく見えるときはメンバーの方が生存している状態、そして点滅し出すと瀕死の重体、黒くなりますとメンバーが死亡したことを表します」
「なるほど…これは便利だな。それで登録するためにはどうすればいい?」
「まずこちらでギルドカード三人分を預からせていただきます。依頼の受注の完了と同時にパーティー登録を済ませますのでそのまま少々お待ちください」
そう言って受付嬢は奥の方に歩いていった。
「やっとパーティーとして活動できるのか…そういえばアイリス、依頼ってのはさっきみたいにランク制限があるやつが多いのか?」
「まあそれはそうでしょうね。なんせ新人があんなCランクの依頼なんか受けられたら死にに行くようなもんじゃない」
「一応、俺達も新人なんだが…」
「新人というのは最初からAランクを取ったりする人のことは言わないわよ」
「さいですか…」
「まあまあ零様。Gランクから地道に上げていくよりも楽でいいじゃないですか。それに私はまだCランクなので早くお二人に追いつかないと!」
アイリーンがグッとポーズを取り、やる気を出している。
「お待たせ致しました」
受付嬢が奥の方から戻ってきた。
「それでは、マンティコアの討伐の依頼を受注させていただきます。それとギルドカードをお返しさせていただきます」
ギルドカードには確かに二人の名前が書かれていて明るく光っている。
これで二人を危険に晒すことは早々なくなるはずだ。
「それでは、お気をつけて行ってらっしゃいませ」
「ああ、ありがとう。行ってくるよ」
「ああ、そうでした。一つ言い忘れたことが」
歩きだそうとしたところに受付嬢がわざとらしく静止させてくる。
「なんですか?」
「パーティーの名前を考えておいてください。パーティーを組む際に名前を決めておいて下さらないと指名依頼などが潤滑に進みませんので」
パーティー名を決めなきゃいけないのか…
ネーミングセンスの欠片もないが大丈夫かな…
「了解しました。依頼から帰ってくるまでに考えておきます」
「はい、気を付けて下さいね」
パーティー名のことは少し気にかかるが何はともあれ最初の依頼だ。
きっちりやりきらないとな。
「よし行くか!」
「やる気はいいけどどこに行けばいいのか分かってるの?」
「…すいません、知りませんでした」
「はあ…ちゃんと依頼書は読みなさいよね」
「反省します…」
「私は覚えてますよ!確か王都の東の方にある大樹の森でしたよね?」
「アイリーンの方がよっぽど冒険者に向いてるわね」
「ごもっともです…」
完全に俺が悪い。
ちゃんとこれからは依頼の内容も気をつけておこう。
「それで、大樹の森ってのは?」
「その名の通りの森よ。全長50メートル以上はある大樹で出来ている森のこと。今回の依頼ではそこにマンティコアっていう魔物が住みついているって話ね」
「マンティコアってのはどのくらい強いんだ?」
「依頼書に書いてあるとおりCランクの魔物よ。ベヒモスなんかよりよっぽど弱いわ」
「当たり前だ…ベヒモス級のやつなんかとまたやるなんてゴメンだ…」
というかそんなによくあのレベルの魔物が現れたらこの世界は終わってる。
「それもそうよね」
アイリスは苦笑いしている。
「それじゃあひとまず依頼のために準備しに行きましょうか」
「何を買えばいいのでしょう?」
「そうね…一日もかからないでしょうから夜営の準備はいいからポーションとかそういった必需品だけでも買いに行きましょうか」
「了解だ。じゃあひとまず露店でも見ていくか。腹ごしらえもしつつ、な」
「絶対腹ごしらえの方が目的でしょうに…」
腹が減っては戦は出来ぬ。
この世の心理であると俺は思う。
「腹が減って動けなくなったらどうするんだ!これから初の依頼に向かうって言うのに!」
「はいはい、分かったからさっさと行きましょう」
「零様って食いしん坊なんですね。なら私も料理を色々と学んでおきます!」
アイリーンは何か違う方向に俺の意思を汲み取っている。
美味しい料理が食べられるなら大歓迎だが。
「でも言われてみれば昼ご飯私達食べてないものね。露店で色々見ていきましょうか」
「私はお昼はいただきましたので軽くでいいです」
「よし!それじゃあ出発しますか!」
俺達は露店を見て周り、お昼ご飯を食べつつ、色々と欲しいもの(なお依頼のためのものでは無いしもちろん払うのは俺だ)を物色していくのだった。
…もちろん準備もちゃんとしたからな!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
色々な方々に読んでもらえてきているこの作品。
まだまだ至らない点だらけですがよろしくお願いします!
感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!
ミス、アドバイスがあれば教えていただけると嬉しいです!
それではまた次回お会いしましょう!




