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第二十二話 冒険者ランク決定

 第二十二話更新しました!


 上手く戦闘について説明することが書けず、分からなくなってしまうような文章になったのは申し訳ありません!


 全然書きたいように書けず、読者様に申し訳がたたないです…


 それでも読んでくださるという方は楽しんでいただければ幸いです!


 それでは第二十二話、どうぞ!

「それじゃあまずは戦闘開始した直後からかな」


 俺は三人に自分の立てた勝利へのプランを話し出す。


「と言っても俺が立てたプランはシンプルに一つだけ。決めにかかってくるスカーにカウンターを決める。ただそれだけだったんだ」


「え、それだけでどうして勝てるのよ。例えばあの気配を誤魔化すことによって相手を錯乱させて放つ攻撃。あれ私でも見えなかったのよ?」


「確かに…言われてみれば君の反応は咄嗟だったのにも関わらず完璧とは言い難いものの防御に成功していた。あの状況下では俺でも避けるために前に倒れ込む。何故君は防御したんだ?」


「まあまあ、順を追って説明するからちょっと待ってくれ」


 二人から迫られると中々威圧感がある。

 二人を一旦落ち着かせ、俺はゆっくり話し出す。


「とりあえず、先に俺が使った魔法。あれは確かに即興ではあったが使ったのは初めてじゃないんだ」


「私達はあんな魔法使ったところなんて見てませんよ?」


「ええ、そうね。あなたがベヒモスを倒した時に使ったのは…とんでもない魔法にとんでもない剣技、そして…」


「おっと、そこまでだ。その話は今は関係ないしな」


 エクスカリバーのことまで言われると中々めんどくさくなりそうだからアイリスを静止させる。


「で、俺がこの魔法を使ったことがあるって話だが、アイリスと俺が宝物庫に行く際に別れて入っただろ?」


「ええ、そうね」


「で、俺が宝物庫から出てきた時に実は使い勝手を試してたんだ」


 あの時、実は双剣の使い勝手と別に今使える魔法で今後役に立ちそうなものも色々と試していたのだった。


「その時この魔法を使ってみてもしかしてこれを使えば多彩な剣戟を繰り出せるんじゃないかって思ってたんだ。それでこの戦いで使ってみたら案外いけるもんだなと考え、これで戦っていた」


「…アイリスから聞く限り君は剣を自分で振るった方が強かったんじゃないのか?」


「そこがミソです。俺は実は双剣術のスキルを持ってないんですよ」


「…は?」


「言ったじゃないですか。こいつが相棒だって」


 そう言って半分折れている刀をスカーに見せる。


「…その時から罠は仕掛けられていたってことか。確かに言われてみれば君の剣を振るう動きがなんとなく二刀流ではなく一本一本を動かしているように見えた気はするな」


「まあ、実際一本一本動かすように振るいましたから」


 俺は苦笑いで返す。


「じゃあ俺の魔法が通じなくなり、スカーに攻撃された時の話に移ろう」


 俺があの攻撃を防御出来たその理由は


「実は後ろを振り向いて空を斬った時、すぐに俺は自分の周りを魔力で覆ったんだ」


 こんなふうにね、と言うように三人にその状態を見せる。


「だが俺はこんな魔力見えなかったぞ?」


「そりゃそうですよ。今は色を付けて見えやすくしてるだけですし、あの時はごく微小の魔力しか放出しなかったので感じ取ることも出来るわけないですよ」


「…なるほど、その魔力が俺のいる場所、俺が攻撃しようとしている場所を教えてくれた、そういうことだな?」


「その通りです。おかげで避けようとして無防備に攻撃を受けることはなく、的確に防御に移行出来たんです」


「じゃあその後はどうしてまた同じ魔法で攻撃を仕掛けたの?」


「ここからが俺の作戦のキモとなる部分になるんだ」


「『決めに来たところをカウンターで返す』という作戦ですけどそれとこの作戦にどういう関係が?」


「俺はこの魔法を一度使った時にスカーはもうこの魔法で俺が出来ることを見切っていただろ?」


「確かにそうだ。付与(エンチャント)が出来るとまでは思っていなかったけどそれを入れても俺の想像内で収められる威力だった」


「その決めつけを狙っていたんです」


「決めつけ?」


「ああ、そうさ。スカーは勝手に俺の器の上限をここまでと決めてしまった。それが俺の狙ったことなんだ」


「えーと、つまりギルド長は油断したってことでいいのかしら?」


「油断なんてもんじゃない。勝手に人の器を決めつけるなんて愚者の極みさ。まあそうさせたのも俺なんだけどね」


「愚者の極み…確かにそうだ。俺は君をここまでしかやれない男だと勝手に決めつけていた。そして不用心に君に近づいて攻撃したところをカウンターで返された、そういうことだな?」


「その通り。ですがカウンターのやり方にも罠は仕掛けていたんですよ」


 そう言って俺は双剣をあの時弾かれた場所まで移動させる。

 つまり、俺の真上の位置にある状態なのだ。


「スカーが斬りかかっできた時、俺の双剣はこの位置にあった。これが意味するのは何かわかるか?」


「カウンターで決められなくとも次の手を用意してあった。そういうことですね?」


「よく分かったね、アイリーン。そう、最後の決め技にも油断は残さなかった。それが勝利できた最大の要因だ」


 スカーに勝てたのは確かに色々な幸運が俺に寄ってきたこともある。

 例えばスカーの油断を誘えたこと。

 いつもなら恐らく油断などせず、真っ向から勝負し、手を抜くことをしないだろうスカーが油断してくれたなど幸運以外の何物でもない。


「そう言えばあの刀を使ったカウンター。俺が見たこともなかった技だがもう一度見せてくれないか?」


 スカーが技を見せてくれと頼んできたので俺は了承し、もう一度スカーと対峙する。


「俺の使ったカウンターは相手の攻撃の呼吸に合わせて敵を討つ技。スカー、ゆっくりでも速くでもいいがとりあえず斬りかかって来てくれ」


「了解した。でもそれでその技が見れるのか?」


「問題ない。今度は見えるように動くからな」


「…つまり零君も俺に見えないような動きが出来たってことじゃないか」


 呆れたようにスカーがため息をつく。


 そりゃあ英雄達の生き様を学び、会得してきたんだからそれくらいは出来ないと申し訳がたたない。


「それじゃあ、行くぞ!」


 スカーがあの時と同じように斬りかかって来る。


「相手の攻撃に合わせ、意識の狭間に入り込み、斬りかかる。これが…」


 今、俺の動きは三人からスローモーションで動いているかのように見えているだろう。

 それほど俺の動きは繊細で流麗なものだった。


「抜刀反撃壱之型、朧月」


 そうして繰り出された技はさっきと同じような構図を作り出した。


「どうだ、見えたか?」


「…ああ、あれは俺には避けられないことがよーく分かった。そして仕留めきれなかったら宙に浮いている双剣がトドメをさすってわけか」


「その通りだ」


「…なるほど。零君の実力、確かに見させてもらった。分かったのは俺じゃあ相手にもならなさそうってことだけだ」


「そんなことはないと思うが」


「単純な殺し合いの場だったらどうだ?零君は魔法も使え、実際には刀を使い、本気で殺しにかかってくるだろう?そうなると俺には勝ち目はなさそうだ」


「スカーだってスキルを使ったりしてないじゃないか」


「まあその通りなんだがそれでも零君の方が強い。それだけは分かる」


 中々俺の評価はスカーの中で高いらしい。

 実際本気の殺し合いをするとなると負ける想像は全く出来ないのでスカーが言い過ぎということもない。


「よし、適性検査による君のランクは決定した。これで今日から君も一介の冒険者だ」


「よし!で、ランクは何なんだ?」


「それはカードを貰ってからのお楽しみってやつさ」


「ふーん…まあ楽しみにしておくよ」


「よし、それじゃあそろそろアイリーン王女様の方も始めよう」


「はい!よろしくお願いします!」


 そうしてアイリーンとスカーの対決が始まった。


 アイリーンは魔法を主体とし、遠距離戦で戦おうとしていたが流石に元Sランク冒険者は伊達ではなく、さらに俺との勝負にて油断してしまったことがだいぶ堪えたのか隙を全く見せず、最終的にはアイリーンを圧倒していた。


「じゃあこれで適性検査は終了させてもらう。ギルドカードは受付に行けば渡してもらえるようになっているから受け取ってくれたまえ。それでは俺はこれで失礼するよ」


「楽しかったよ、ありがとう」


「私も勉強になりました!ありがとうございました!」


「これからの君達の活躍に期待させてもらう。それではな」


 スカーは闘技場を出ていった。

 残った俺達はひとまず一息つき、受付へと戻る。

 なんだかギルド内がざわついているな。

 とりあえず気にしない方向で話を進めよう


「あのー、すいません。ギルドカードを貰いに来たんですが」


「ははは、はい!そそそそそれでは、れれれ零様のギルドカードはこここちらになります!」


 ん?なんだか噛みすぎてよく聞こえないがとりあえずギルドカードを受け取る。

 そこにはランクが大きく


「…Aランク?」


 Aランクと書かれていた。


「そそ、そして、アイリーン王女様のギルドカードはここちらとなります」


「ありがとうございます。あら、私はCランクのスタートですね」


 二人してそこそこ高めのランクからのスタートとなる。

 これはランク上げとか面倒なことをあまりやらなくて済みそうで助かった。


「そういえばランクって一番下は何なんですか?」


「じ、Gランクとなります」


 へー、Gランクからなのか…


 …Gランク


 …俺はAランク


 …アイリーンはCランク


 ………ファッ!?


「これ、本当にランクあってるんですか?」


「信じられないでしょうが、ギルド長がおっしゃいましたので、あってます…私も初めからAランクの人は見たことがありません」


「そ、そうですか…」


「そ、それとこちらを受け取り下さい」


 受付の女性から渡されたのは一通の封筒。


「中を見ても?」


「ええ、大丈夫です」


 封筒の中身はこれまた紹介状のようなものだった。

 そしてそこには、『新羅零をSランク認定試験へと推薦する。スカー・レイクロード』と書いてある


 ………ファッ!?


「Sランク、認定試験に推薦…?」


「とんでもないことですよ。ウチのギルド長、未だにSランクの推薦状を出したことがなかったんですから!」


 …どうやら俺は冒険者になりたてで最高峰に登り詰めることになりそうだ。

 ここまで読んで下さりありがとうございました!


 今回はほんとに読みにくい文章となってしまって本当に申し訳ありません!


 もっと簡潔にまとめられるようにこれから努力していきますのでこれからもよろしくお願いします!


 感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!


 ミス、アドバイスがあれば教えていただけると嬉しいです!


 それではまた次回お会いしましょう!

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