表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/42

第十三話 鑑定の本質とは何か

 第十三話更新しました!


 遂に明かされる零のスキルの本当の力。

 楽しみにしていていてください!


 それでは第十三話、どうぞ!

 俺達はさっきの一撃を放つあいだにほぼ全ての力を使い果たした。

 それでも最凶の相手(ベヒモス)は倒れない。


「ほんと、勘弁してくれよ…」


「ええ…ほんとにね…」


 迫り来る巨体を前にもう俺たちは一歩も歩くことが出来なかった。

 もう死は目の前に来ていた。

 ベヒモスは危険だと判断した俺達を踏み潰そうと脚を上げ、俺たちの頭上に下ろした。

 二人してただただ死を待つのみとなった俺が考えていたことは、走馬灯…ではなく


 (そういや…俺の鑑定のスキル。ほとんど使ってやれなかったな…最後くらいベヒモスみたいなめちゃくちゃなやつのステータスを鑑定してやるか…)


「鑑定…はつ、どう…」


 その瞬間、俺の周りの時間が急に遅くなったかのように感じられた。


 (ああ、これが恐怖の時に体験するいわゆるスローモーション体験ってやつか…)


「違うよ」


 聞きなれない声が聞こえた時、俺の目の前が真っ白となった。


 ---------------------------------------


「ようやく会えたね。ご主人(マイマスター)


「ここは…それに君は一体誰なんだ?」


「僕はマスターのスキルだよ。スキルっていうのは相当に高位のものになると人格のようなものを持つようになるんだ。つまり持ち主を選べるってことなのさ」


「…正直頭が理解に追いついてないが、一応は了解した。だが、俺はそんな高位のスキルなんて持ってないぞ?」


「持ってるじゃないか。鑑定を」


「鑑定?だけどこれってどんなやつでも頑張れば取れるスキルなんじゃ…」


「それは普通の鑑定さ。マスターの鑑定、つまり僕はただの鑑定スキルではない」


「確かに、少し文字化けはしてるけどこの文字化けはレベルじゃないのか?」


「今、ステータスを見てみなよ。マスターは今このスキルを使うための条件を満たしたんだ」


「わかった。ステータス、オープン」


 ---------------------------------------


 名前:新羅零

 性別:男

 種族:人族

 職業:鑑定士

 スキル:会話力向上(コミュニケーション) 剣術Lv4 無属性魔法Lv4

 ユニークスキル:鑑定心眼

 称号:フレイヤの加護を持つ者 異世界からの救世主 本質を見抜く者 スキルの理解者


 ---------------------------------------


「あれ?ユニークスキルに鑑定心眼とかいうのが追加されてる。その代わりにスキルから鑑定??が消えてるな。後職業も鑑定士になってるな」


「そりゃあそうさ。マスターの鑑定??は鑑定心眼になる前の予備的なスキル。ほぼ普通の鑑定スキルと同じ鑑定??と違って鑑定心眼は使いようによれば神にすら届くスキルだからね。そして鑑定士っていうのは鑑定心眼を持つ者だけに与えられる職業なんだ!」


「そ、そうなのか?鑑定心眼…一応確認してみるか」


 ---------------------------------------


 鑑定心眼 相手のステータスを鑑定出来る。また物事やスキルの本質を見抜き、それを理解し応用することが出来る。


 ---------------------------------------


「本質…。もしかして…」


「そのもしかしてさ。マスターはこの世の全てを理解することが出来る。今のマスターならわかってるんじゃないか?」


「…ああ。今の俺ならわかる。スキルの本質。鑑定心眼のおかげで色々と見えてきた。元々スキルってのは二つのスキルから派生されたものだったんだ。それが創造と破壊。創造のスキルからは生命に関するもの。例えば採取スキルなどの補助系のスキル。そして破壊のスキルからは相手を倒すもの。つまり魔法みたいな攻撃系のスキルが生み出された」


「その通りさ。じゃあこの鑑定心眼は何に分類されるかわかるかい?」


「もちろん。このスキルは…これ自体が大元なんだな?」


「大正解!流石は僕が選んだマスターなだけはあるね!これだけ理解出来てればもう大丈夫でしょ?」


「ああ。スキルだけでなく今の俺は見てきたもの全ての本質を理解している。今の俺ならやつを倒してアイリスも助けられそうだ」


「なら行ってあげなよ。もうベヒモスの脚はすぐそこまで迫ってるよ」


「ああ。行ってくる!またゆっくり話せる時間が出来ればお前のことももっと知ってみたい」


「ふふっ。鑑定心眼を得て鑑定士となった性なのかな?何もかも知りたがるその姿勢。悪くないね。うん、待ってるよ。マスターの健闘を祈ってるね!」


 ---------------------------------------


 あの空間から帰ってきた俺はさっきまでの疲労が嘘だったかのように動けるようになっていた。すぐさまアイリスを抱え、ベヒモスの攻撃範囲から抜け出す。

 抜け出す際に身体能力強化(ライズ)も使っている。

 鑑定心眼は過去までをも見通す。

 そのおかげで今までやってきた魔力の総量を上げるための訓練が効率化され、さっきまでよりも魔力がみなぎっている。

 つまり強化幅が更に強化されているのだ。

 さらに魔力が減っていく感じが全くない。


 (一体どれだけの総量となってるんだ…)


 とにかくベヒモスの脅威から逃れた俺はアイリスを安全な場所に隠した。


「あなた…なんで」


「今は聞くな。だがこれだけは言っておいてやる。もう大丈夫だ。安心しろ。お前のことは俺が守る」


「えっ…」


 顔が赤くなったがまあ熱ではないだろう。


「じゃあ行ってくる。ここで待っててくれ」


「ちょっ、と!待って!」


 アイリスの静止を聞く前に走り出した俺は止まらずにベヒモス目掛けて走り出す。

 今度こそやつの息の根を止める為に。


「さあ、ベヒモスよ!今度お前を追い詰めるのはアイリスじゃあない!俺がお前を追い詰める番だ!」

 ここまで読んで下さりありがとうございました!


 ようやく目覚めた零のチート。

 このチートでベヒモスとどう戦っていくのか。


 乞うご期待です!


 感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!


 ミス等のご指摘もどしどし受け付けております!


 それではまた次回お会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ