15.不穏ななにか
めっちゃ短いです
文化祭準備が本格化し、生徒会室には放課後も人が残る日が増えていた。
その日もセラは提出された企画書の不備を確認していたが、気づけば他のメンバーはそれぞれ用事で席を外していた。部屋に残ったのは、レオンとセラの二人だけ。
静かな部屋には、紙をめくる音だけが響く。
「……セラ嬢。」
「はい?」
レオンは書類から視線を上げずに言う。
「最近、随分変わったね。」
その一言に、セラの手が止まる。
(え?)
「そうでしょうか?」
「うん。」
穏やかな笑み。
「前はもっと……人を寄せつけない雰囲気だった。」
お見合いでのことを言っているのだと気づき、急に気まずくなる。
(全然その話しないからほっといてくれると思ったのに。)
「そうですね。」
レオンは一枚の企画書を閉じる。
「少し聞いてもいいかな。」
「なんでしょう?」
「何かきっかけでもあった?」
「きっかけ?」
「人って、急には変わらないから。」
柔らかい声。でもなぜかいつもと違って少し怖く感じる。
「……学園に入って、心を入れ替えようと思っただけです。」
少し考えたように答える。レオンはそんな数秒だけ見つめた。
「そう。」
それ以上は聞いてこない。けれど。
(なにか不満そう…?)
ちょっと小話!
実はセラはお見合いでレオンに物を投げつけたそうですよ!子供だからなあなあになっただけで、今やったら間違いなくなにか罰せられるでしょうね!




