どうやらやってしまっていたらしい
さて、問題のゴーレムの倒し方だが
これは試験だし、見られていないはずがない訳だ、つまり、この世界では絶対に見られないゲームの魔法を発動した時点で、異常だと思われるだろう、あいにくこの学園で目立つわけにはいかない立場だし
それは避けたい
始まる前に思いついた方法が一つある、でもこれを使うと今後学校ではずっとこれを使うことになりそうだが、まあ問題ないだろう
(シス、サーチを頼む)
(了解)
放たれたソナーにより、最も近くにいる敵の位置を掴む、だが、そのソナーに違和感があった
俺を中心に出たソナーが、ある場所ですべて消えてしまったのだ
・・・まあいいか、取りあえず目の前の敵をやろう
少し移動すると、目標のゴーレムが見えた
身長は2メートルくらいで腕が大きく、皮膚はコンクリートのようなもので出来ていてかなり遅そうだ
俺は自分の腰に手を回す
そう、俺が使うのは今まで完全にただの飾りとなっていたブローソード、剣だ。
これならばゲームの魔法を発動する必要もない、
いやー、実はシオンや達が剣を使ってるのを見て俺も自分で剣を振ってみたかったんだよね
仮面の騎士の時にデュランダルは使ってしまったし、ここで出すわけにはいかないよな
銀に輝くまだ一度も使ったことのないブローソードは出番を待っていたかのように輝いている
一応っと
『シャープネス』
いま剣にかけた魔法はエンチャント魔法で、剣の切れ味を倍にするものだ、今ままでデュランダルが優秀すぎるせいで使わなかったけど。
エンチャント魔法なら、見られても何をしているか分からない、
ゴーレムとの距離を一気に詰て、そのままの勢いで剣を横に振る
すると、ゴーレムは豆腐のように真っ二つに切れた
こ、これは・・!
自分の手で剣を使って斬った感触はデュランダルを浮かせて斬ったのとは全然違う!
これははまりそうだ
ゴーレムを見ると、全く動かなくなっており、俺の魔石が一瞬光った
よし、まず一体目。
そして、次に俺はソナーが遮断された場所に向かった、
その場所につくと、ガラスのように透明な壁があった、
これって、
(はい、結界の一種です、かなり大人数を必要とするそれなりに協力な結界ですね)
なるほどな、戦闘能力を試すと言っていたし、この結界を破るのもその一つなのだろう
それにしても、そんな強い結界をはっても魔法が得意じゃない生徒は破れないと思うが・・・
試しにブローソードで結界を斬りつけてもびくともしない
まあいいか、初めての試験だしな。
そして、俺は再びブローソードをエンチャント魔法で強化する、シャープネスだけじゃ足りない
『アンチ魔法』
『剛力』
『フレイムエンチャント』
『スピーダー』
・
・
・
よしこんなとこかな、
これで多分デュランダルど同程度にはなったはずだ、
結界を斬ってみると、紙きれのように斬れた。
そうして、再びソナーを放つとさっきのゴーレムがまだかなりの数いることが分かった
よーし、久しぶりに走り回るか!!
そして俺は全力でこの広い森の中で、見つけたゴーレムをかたっぱしに斬りながら走り回った
数分後
よし、これで終わりかな
これでこの広い森の中にあるゴーレムはすべて倒した、なんか途中にかなりの速度で攻撃してくるゴーレムもいたけど、あれも試験の一環なのだろう
剣を腰に戻して、うーんと背を伸ばしていると、俺の背後から
「ま、待って、・・はあはあやっと止まってくれた」
それはこの試験が始める前に説明をしていた教師だった、ずっと走っていたのか、かなり息が切れている
「先生、どうしたんですか?」
教師は息を整えると、
「あなた何者なんですか?この距離を走っても息一つ切れてないし、訓練用の強化ゴーレムもあっさり倒しちゃうし、教師全員で作った結界も破っちゃうし、あれを破るのは私でも結構時間がかかるのに・・・」
「え?結界って破っちゃいけなかったんですか?」
「はい、あの結界はこのフィールドの一部にゴーレムを一体配置して、生徒が奥に行ってしまわないようにするためのものなんですよ?」
あの結界はそういうことだったのか、だから生徒が簡単に壊せないようになってたんだな
とういうか、そのフィールドにゴーレム一体ってまさか・・・
「タイムを計るのは、結界で区切られたフィールドのゴーレム一体を倒すまでのタイムですよ」
どうやらいつの間にかやってしまっていたらしい




