クラス分け
俺は校長の話が長いのは、世界共通であることを知った。
これから式がある時は絶対に抜け出すことを心に誓った
今日はこの後クラス分けのテストを行うだけで終わり、昼ご飯を食べて時間になったらまた集まるように指示を出されたので、ハルに誘われてこれから昼を食べに行く予定なのだが
「あ、いたいた、講堂でたらそこで待っててっていったのに」
「待ってたよ!」
俺の隣にはリンがいる、式が終わり講堂を出ると、リンが待っていたので俺もその場でハルを待っていたわけだが、ハルが一向に出てこない。
そのせいで、リンが人見知りだということもありよそよそと気まずい雰囲気になってしまっていた
「ご、ごめん、、なんか出口間違えてたみたいで、二人を探してたら屋上についてやっと二人を見つけたんだ」
ハルはどうやらどこか抜けているな。
「まあいいよ、さっさと行こうぜ」
そして三人で食事をした後、学校に戻り俺達はテストを行うことになった
テストにはこの世界に来てからは嫌な思い出しかない・・・
この学校には、A,B,C,Dクラスと、分けられるが、筆記テストと戦闘テストによって決まる
Aが最も優秀な生徒が集められたクラスで、それからB、C、Dと言う順番になっている
筆記の方は、・・・まあシスに任せちゃおうかなあ
ずるではない、ずるではないとそう思いたい
問題は戦闘テストだが、また魔法をだせとか言われたらどうしよう、
「お互いAクラスに入れるように頑張ろうな!」
とハルに言われたが、もしそうだったらAどころかDになると思う、筆記もあるからそこまで落ちることは無いかもしれないけど
そうして俺はまず筆記のテストを受けた、
Q:魔力を使い切った際に、その回復用として一般に使われる薬品の材料の花の名前は?
A:(シスさん!)(エナジーフラワーです)
Q:アルグ大陸の最も古い造山帯の名称
A:(シスさん!)(クルス造山帯ですね)
そんなこんなで、日本よりもレベルの低かった数学のようなもの以外すべてシスに頼ってしまった
仕方ないだろ・・・俺この世界のことほとんど知らないし
後でシスに基礎知識だけでも教えてもらうようにしよう
その後、別の場所に移動して戦闘テストを行うということで、地図を見ながらなんとかそこまで向かっていた
学校の地図がテーマパークかってくらいでかい件について・・・
ようやくその場所につくと、番号がかかれた札と魔石のようなものを渡された
何に使うんだ?と思っていると、
教師の一人が
「それでは生徒のみなさん、これから戦闘テストのルールを説明します、今年からやり方が変わったのでよく聞いていてください」
その途端、周りから
「ええ!?まじかよ!」
「おいおい、先輩たちに頑張って聞きまわってた意味ないじゃん!」
とか聞こえてくる、どうやら今年からテストのやり方が変わったらしい
俺は何の情報も無かったから反応にこまるわけだが
「皆さん落ち着いてください、前のやり方ではエクストラスキルや近接戦の能力をあまり反映できていなかったことから、国の要請により、単純な戦闘能力を測るテストになりました、ので、知識があろうとなかろうと特に関係はないと思いますよ」
と言ったことで少し落ち着いたようだ
教師の説明を聞くと、
まず生徒は目の前にあるこの門から中に入り、用意された魔物を倒すまでの時間をテストの結果とするということ、門の中は森の一部を壁で区切もので、かなり広い、索敵能力や隠密能力も必要になってくるそうだ、エクストラスキルと自分の能力の組み合わせの良しあしも見るらしい
ほ、本当にテーマパークのアトラクションの一つみたいだな
説明を受けてから準備も必要であろうということから、少し時間が経ってから始めるということだが
特に準備することもないし、最初にならんでおくか
そうして待っていると、
「ふん、見るからに弱そうな奴だ」
金髪のイケメンな男が話しかけてきた、制服は同じだが、様々なところに少しずつ刺繍がされていて
一般学生の制服よりも豪華に見える
こういうのは無視無視
見向きもせずに突っ立ていると
「お、おい聞こえているだろ?」
「おーい、、気付いてない、・・訳ないよな?」
「もしかしてさっき言ったことを気にしてるのか?その、・・あれは無かったことにしてくれ」
「ひぐっ、別に無視しなくてもいいじゃないか・・・」
とついには泣きそうになってしまったので、慌てて声をかける
なんだ、話したいだけか、それなら素直に言えばいいのに
「おお!やっと反応してくれたか」
「あまりにも見るに堪えなかったんで」
「ふ、ふん!そんなこと言って、お前もこの俺と話したかったんだろ?」
「失礼します」
直ぐにその場を離れようとすると
「待ってくれ!嘘だ、嘘だから!」
はあ、こいつはめんどくさそうな奴に絡まれてしまったかもな
「はあ、それで名前は?」
「え、ああ、俺の名前はアベルだ、ふふ、お前の名前も聞いてやろう」
「わー、ありがとうございます~(棒)」
「な、なんだその全く嬉しくなさそうな返事は」
そうしてアベルと話した、
アベルは結構有名な家の貴族で、子供のころからこの学校に入って騎士団に入ると決めていたらしいが
子供のころから様々な教育を受けてきたせいで、友達もおらず、俺が一人でいるのを見つけて頑張って声をかけてきたような感じだった
「タツヤ、お前はこの間の大会を見ていたか?」
結婚の大会だろうか
「ああ見たよ、それが?」
「実はそれに出ていたフリルさんって人に憧れていてな、あの人は貴族の中でもかなり強くて頭もよくてかっこいいんだよ、だからフリルさんも通っているこの学校に入りたかったんだ、でも、そのフリルさんも大会の不正が発覚したらしい、、正直悲しかった」
フリルか、確かに不正はしていたが、まともに戦っても結構実力はあると思う
「でも、フリルさんよりももっと憧れる人が出来たんだよ!」
「ほー」
適当に返事しているのに、よっぽど嬉しいのかマシンガンのように話してくる
「仮面の騎士さんだよ!お前も見ただろ?かっこよかったなあ、俺もいつかああなれるように努力しないとな」
「そうだな~」
とまた適当に返事をすると、むっときたのか
「ふ、ふんお前にはあの人のすごさも分からなかったかもしれないがな」
「そうかもなー」
さらにうるさくなったので仕方なく話していると、ようや時間が来た
「それではみなさん準備はいいですね?ではこれより戦闘テストを始めます!」
やれやれようやくか、アベルのせいで準備時間前よりも疲れた気がするが
まあ、ほどほどにやるとするか
戦闘でアベルと話していたので、俺が最初に戦闘テストを受けることになった。
門の前に立つ教師が、門の扉を開けて
「では心の準備が出来次第入ってください」
「それじゃあもう行きますね」
心の準備なんて必要なかったから直ぐにそう言うと少し驚たようにして
「そ、そうですか、魔物と言っても、学園で管理されているゴーレムですので、ケガする心配はほとんどありません、でも、全く攻撃しないわけでは無いのでそこは気を付けてくださいね」
教師たちも初めてのテストで心配事が多いのだろう、説明もかなり丁寧に行われていたのを思い出す
開いた扉の先を見ても、木々が重なり合ってよく奥まで見えない
一応、教師に言われたので腕を回したりして準備していると、
「はっはっは、タツヤよ!お前の実力じゃ到底俺にはかなわないだろうが、出来るだけ頑張るがいいぞ」
アベルが腕を組みながら威張るように言う
「あーはいはい、お互い頑張ろうなー」
「おい!なんだその適当な返事は!・・・まあいい、その、なんだ、お互いにAクラスに入れたら、
俺の屋敷でご飯をごちそうしてやらんこともない・・・ぞ、友達になったんだし・・」
「え?」
「な、なんでもない!さっさと行け!」
むっとして横を向いてしまった
なんだ、声をあげたり急にぼそぼそ話したりと、よくわからん奴だ
でもまあ
「応援してくれてるのは伝わったよ、じゃあ行ってくる」
そういうと表情を明るくして大声で
「ああ!」
と言ってきた、
開いた門の前に立つと、教師が魔石を取り出す、
「ゴーレムを倒したら個の魔石にタイムが計測されますので、落とさないように、それでは、・・始め!」
俺は門の前から出来る限り奥へと疾走する




