第三話 わたくしに釣り合う男性は・・・
「お義母様、大丈夫かしら。赤ちゃんは?わたくし、お義母様のところにいきま・・・」
「お嬢様!だめです!旦那様もいらっしゃいますし・・・。お嬢様が行かれても何も変わりません!」
あー!もどかしい!お義母様は今、出産中ですの。わたくし、お義母様のお手伝いがしたいのに・・・!妹!
・・・でも、よく考えれば、前世で妹がいたということはわたくしが何もしなくても無事に産まれるのでは?
・・・わたくしが行っても邪魔になるのでは?
「・・・お嬢様。いきなり冷静になられて、どうしましたか?」
「いえ、確かにわたくしが行っても無意味だと気づいたのです」
「お嬢様は7歳のようには見えませんね、たまに」
たまに?たまに、ですって?わたくし、前世と合わせたら25歳ですのよ?!立派な大人ですわ!
「ねえ、メアリー。お菓子が食べたいわ」
「そこはちゃんと7歳のようで安心いたしました」
メアリーはにっこりと笑って部屋を出ていきました。
「わたくし、25歳ですわよ!」
7歳7歳というメアリーに少し怒りながら、わたくしは勉強机に向かいます。何をするかというと・・・
「さて。パトリック様と婚約しないで済む方法を考えなければ・・・。やっぱり、他の方と婚約するのが一番ですけれど。他の誰かとはどこのどなたかしら?」
わたくしと年齢も立場も釣り合うの男性は全部で5人。
王太子殿下。(腹黒)
エルリック侯爵子息。(可愛い)
パトリック様。(阿呆。馬鹿。脳筋)
マティアス伯爵子息。(自意識過剰)
ルーカス伯爵子息。(無口)
わたくしはパトリック様の名前に大きくバツを書き込みます。残るは4人。さて、どうしようかしら?




