第二話 い、妹ができましたのー!
わたくし、成長いたしましたわ!7歳!はやく成長したいですわね〜。
今、ふかふかのソファーで1人本を読んでいますの。お勉強は前世の知識でなんとかなったのですけど、お友達を作るために流行りの本を、と思いつきました。
ハァ〜。静かな時間って、いいですわね〜。
「ルミナス!ルミナス!」
あら?この声は・・・お義母様かしら。
お義母様はお父様の後妻。わたくしの本当のお母様はわたくしを産んですぐに亡くなられてしまいました。
「お義母様!どうなさいましたか?」
扉を開けて、お義母様を部屋へ招き入れます。今までだったら。前世だったら。お義母様を部屋に入れるなんてこと、ありませんでしたわね。
お義母様はとてもお優しいし、綺麗で、理想の女性だわ。なぜ、前世では無視していたのかしら?・・・よくわからないわね。
「お義母様、お茶をどうぞ」
侍女にお茶を持ってきてもらい、一口啜ります。うん、美味しい。
「ありがとう。ほぉ〜。美味しわね」
「それでお義母様、何がありましたの?」
「そ、そう!ルミナス、心して聞いてね?じ、実は・・・赤ちゃんができたの!」
・・・
「・・・・・・」
わたくしに、妹か、弟?
前世にいたかしら?いえ、いたわね。興味がなかっただけですわ!確か、妹。
わたくしに、妹?
本当に?
「あ・・・やっぱりいや、だったよね」
「そんな!とっても、楽しみですわ!きっと妹!妹ですわ!お義母様の娘でわたくしの妹なら可愛いはずですわ!早速お洋服を買いに行かないと・・・!」
「ちょ、ちょっとルミナス?あなた、気が早すぎるんじゃなくて?まだ妹と決まったわけじゃないのよ。生まれてくるのを楽しみにしてなさい」
・・・わかりました・・・。
でも妹!妹!妹!
わたくし、前世ではパトリック様のお子を産むのは夢に見ていましたが・・・!妹!ちっちゃい子!
楽しみですわ!
お揃いの服着たりとか?アーンってしてあげたりとか?
一緒に寝てあげるのも良さそうですわね!
鼻息荒くやりたいことを書き出していたわたくしは、侍女とお義母様がコソコソと話しているのを聞いていませんでした。
「・・・ルミナスがおかしくなった」
「・・・お嬢様はもともとどこか変でしたよ、奥様」




