第四話早朝のコンビニって気分いいですよね
翌朝
天気は快晴少し暑い。
「あー眩しい…。
…夢…じゃなかったか〜」
奈々子は起きて現状を確認した。
周りは見渡す限り森。
周囲に動物らしき気配はないし高い木にでも登って何か見えないか確認した方がいいのかな?
まぁ木登りなんてやったことないからできそうにないけど。
とりあえず歩きながら大声出して近くに人がいることを願うか。
「誰かー!いませんかー!」
「誰かー!いませんかー!」
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「ハァハァしんどい…」
大声を出しながら歩いて三十分ほど経っていた。
唯一の飲み物だったお酒は昨夜飲んでしまい飲み物を持っていない奈々子にはかなりキツかった。
「マジで近くには誰もいないのかな?
これは遭難確定なのでは?」
ビュー!
バサッ!バサッ!バサッ!
奈々子の心が折れかけていたとき急に突風が吹き大きな羽が羽ばたくような音が聞こえて来た。
「何この音?」
音のする方を見ると見たこともない生物が奈々子目掛けて飛んで来ていた。
「何あの生き物!
赤くてでかいやつが飛んで来てる!」
ギャオー!!!!
明らかに奈々子に向かって威嚇している謎の生物。
奈々子はとりあえず走って逃げることにした。
「ハァハァハァなんなのよあの生き物!
もしかしてあれってレッドドラゴンっていうやつ?
敵対チームにレッドドラゴンってチームいたけどあんな怖くなかったじゃん!
あいつら弱かったくせに大仰な名前付けやがって!」
奈々子は必死に走った。
愚痴りながらも、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も速く走った。
気持ち的に。
しかし、ドラゴンとの距離が少しずつ離れて行くのがわかり少し落ち着いて回りを見渡すと奈々子はとんでもないスピードで走っていた。
まるで電車の窓から外の景色を観ているような感じだった。
「何で私こんなに足速いの!?
これが火事場の馬鹿力ってやつ!?」
とりあえず兎に角走った。
「ハァハァとりあえず逃げ切れたかな?」
どのくらい逃げたかあの速さで30分は走ったから直線距離だとかなり進んだと思う。
早く森を出てドラゴンとはおさらばしたい。
一旦休憩してここら辺も探索してみよう。
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一時間ほど休憩して奈々子はまた動き始めた。
「やっぱりいつもより身体が軽い気がするし疲れにくいかも。
普通あれだけ走ったら一時間休んだ程度じゃ動けないもんね」
身体の異変を気にしつつ周囲を見回る。
「え、あの先もしかして森の切れ目?」
木々の隙間から開けた草原が見えて来た。
「やっと森を出れる!
良かったぁー」
森から出れることにホッとする奈々子。
ドォーン!!!
凄い音が響き地面が少し揺れた。
「ギャー!」
「レッドドラゴンだー!」
「早く逃げろー!」
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「マジかまたドラゴンかよ。
せっかく逃げ切ったと思ったのに」
でも人の声が聞こえたし知らない人とはいえ襲われているのを知って放置はできないよねぇー
はぁー
奈々子は隠れながら音のした方へと向かった。
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