第十九笑 特発って難しい
ギィィ
「おかえりなさい。
ご無事の帰還なによりです」
扉が開くと赤毛の海外モデルみたいな美人の女性が立っていた。
「ただいま。
心配をかけてすまなかった。
こちら妻のセシリーです」
「セシリーです。
あなたこちらの女性を紹介してくださる?」
顔は笑顔だけど圧がある。
これが覇気ってやつか。
アインツさんちゃんと説明してくださいね。
「こちら帰りの途中で出会ったナナコさんだ」
ピクッ
セシリーさんの眉が僅かに動いた。
アインツさんその説明は良くないです。
セシリーさんの圧が上がってます。
「ゴホン。
奥様ナナコさんは旦那様を助けてくださったようなのです。
そのお礼としてこちらにお招きしたとのことです。
旦那様そうですね?」
「あ、あぁそうだ。
あとでみんなが揃ってからちゃんと説明する。
アインドラは?」
「今は商会の方へ赴いております。
夜には戻るかと」
「わかった。
ナナコさん娘は明日紹介します。
部屋を用意しますので今日はそちらで旅の疲れを取ってください。
湯浴みと食事も用意しますので何か足りない物がありましたら近くのメイドにお伝えください」
「すいません色々お世話になってしまって」
「良いんですよナナコさんは私の恩人なんですから」
「ではナナコさんのお部屋に案内します。
そのあとはお食事と湯浴みどちらにされますか?」
「湯浴みでお願いします」
いい加減お風呂に入りたい。
臭いは自分では慣れてしまってわかんないけど絶対他の人には臭いって思われているだろうしさっぱりしてご飯を食べたい。
「わかりました。
では準備ができましたらメイドを手配します。
お部屋はこちらです」
セルジュさんの案内で私が泊まる部屋まで来た。
建物内も凄く広い。
ホテル?
実はこれはホテルでその経営しているのか?
あとでお金を請求されたりしないだろうか?
部屋もめっちゃ広い。
うちのリビングぐらいの広さだ。
「これが金持ちか…」
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アインツの部屋
「あなた領主様からお手紙が届いております」
「ありがとう」
アインツは渡された手紙を読んだ。
「ハァなにも今日でなくてもいいだろうに」
「すぐに来いと?」
「ああ。
すぐに話を聞きたいとのことだ」
「領主様もあなたの到着が遅れていることに心配していましたから仕方ありません」
「そうか。
身支度を整えたらすぐに向かおうと思う帰って来て早々にすまんな。
説明は明日するから許してほしい」
「わかりました。
お気をつけて」
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領主邸執務室
コンコン
「ご当主様アインツ様が来られました」
「通せ」
ガチャ
「失礼致します。
領主様お待たせして申し訳ございません」
「構わない。
ドラゴンに遭遇したそうだが無事で何よりだ。
それで依頼はどうだった?」
「はい。
依頼は無事完了しました」
「そうか。
すまないアインツと二人で話がしたい」
「かしこまりました」
執事は部屋を出て執務室には二人だけになった。
「これで大丈夫だ。
いつも通り話してくれて構わない」
「わかりました兄さん。」
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