第十六話 カラーボールっていざという時投げれるもん?
「おはようございます!」
「ナナコさんおはようございます。
体調は良さそうですね。
オークとの戦闘後だったので心配していました」
「昨日は久しぶりにお肉を食べれたからかむしろ元気が溢れてます!」
「ハハハそれは頼もしい。
それでは今日もよろしくお願いします」
ガタガタガタ
馬車は順調に進んでいた。
「この調子なら明後日中には街に着きそうです」
「そうですか。
あとは何事もなければいいですね。
ところでその街ってどんな所ですか?」
「そうでしたナナコさんは知りませんよね。
今向かっている街は辺境伯ヴォルフレート家が治めている領地の領都となっている城塞都市ドルトハイムです」
「辺境伯?城塞都市?それはなんですか?」
「辺境伯とは爵位のことです。
ヴォルガニア王国では貴族制を敷いていますので1番上に王族がきます。
次に王族の兄弟などの血の繋がりを持つ方々が興した家が公爵家です。
その次が侯爵家です。
侯爵家は自力で成り上がる最上位の地位になります。
辺境伯は爵位的に言えば侯爵と同等です。
その下に伯爵、子爵、男爵、騎士爵があります。
それから城塞都市とは都市丸ごとを城壁で囲んで防備を高めている都市のことですね。
危険な国境付近やモンスターが出やすい地域の都市は大体城塞都市となっております」
「なるほどー!
でも危険なはずの国境の最前線なのにこの街が領都になっているのはなぜ?
普通もっと安全な場所に領都を作るもんじゃないの?」
「確かにその通りです。
ですが初代ヴォルフレート家当主様が「他国から国民を守る役目の我々が安全な場所にいてどうする!」と言い国境から離れなかった為に自然と領都になったということです」
「凄いな初代様」
「そのおかげでドルトハイムは人口も多く他国に攻めて来られても兵士を多く動員することができますし、長年国を護ってきたのは私たちだという意識は領民の間にもあるのでもし戦争になったら一丸となって戦うので鉄壁のドルトハイムとも呼ばれています」
「カッコいい街ですね」
そう言えばアインツさんはなぜ国境付近の場所にいたんだ?
話を聞く限り隣国とはあまり仲が良くなさそうだけど。
国同士は仲悪くても貿易はあるのかもしれないし商売のことをあまり深く聞かないほうが良いか。
それよりあと一日で城塞都市ドルトハイムに着く。
こっちの世界で初めての街楽しみだ!
あとお風呂入れるかな…。
最後まで読んで頂きありがとうございます!




