陰陽コミュニケーション 弐
「【まあ言われると心にくるだろ?】」
胸を抑えて立ち止まるおれ達を無視して、投げ飛ばされた跡を手で払う。
「【死ねと言われて死ぬ馬鹿は居ないがそれでも傷つくよな、これが想い伝える言葉の重み。】」
言伝は不自由なく過不足なく正しく言葉を伝えるだけの魔法だろうが、それが何よりの武器だ。
「【人間とやるのも久しぶりで忘れていたよ、人でなしばかり相手してこう効くのも始めてだ。】」
仕切り直しと踏み込んで改めて蹴りと一緒に口撃してくる。
「【さあ死んでくれ】」
「来ると分かるなら耐えられます!」
「【影縛り】」
重たい心を動かして迎え撃つ、光さんは弾くに留まるがおれも魔法を使う。
何も出来ない足手まといで終わりたくは無い、殺意に臆している暇など無いから。
「【まあ心構えができたならこんなもんか、甘んじて受けてやろう。】」
一瞬動きが止まり光さんが輝く拳を叩き込んだ。
腹にめり込んで殴り飛ばしては追撃でレーザーを放つ。
「手ごたえは無いですね……」
「【この程度なら無傷同然だが効かない事もないぞ】」
平然と立ち上がるのには驚きもしないがそれでも少しぐらいは効いてもいいんじゃないか。
「良く言いますね。」
「【ただの事実だ、マジルガなもんでお前達のように赤い血は流れてはいないが自分の状態くらいは分かる。】」
今まで戦ってきたマジルガとは別格だ、これが一級レベルのマジルガ。
「【お互い決め手にかけるな、直球な物言いではまたすぐに対処出来るだろうがこれではどうだ?】」
「なにをする気ですか?」
「【言葉で人は殺せるか?答えはYesだ、禅問答でもしようじゃないか。】」
とても嫌な予感を感じさせながら悠々と語りだす。
「させると思いますか?」
「【勝手にするとも。】」
光さんが追撃を加えんとして殴りかかる。
「【そもそもお前達はなんのために生きる?、家族の為?愛の為?その下らない生命になんの価値が有る?】」
「それがなんだと言うのですか!」
「【生きてる意味の再確認だよ、とにかく生きる意思が無くなれば死んでくれるだろう?自殺のススメを説くだけさ。】」
「意味なんて無くとも別に生きてても構わないでしょう!?」
「【そっちの魔法少女はそうじゃないみたいなだけどな?】」
「っエイナさん!」
思考が止まる、言葉の意味を咀嚼して味わってじっくりと飲み込み、そして息が詰まる。
触れられたくない心を鋭いメスで切られたようにスッと心に刺さる言葉が深く突き立てられる。
おれは確かに何で生きているんだろうか、迷惑ばかりかけていて、どの面下げて生きて行けば良いのだろうか。
毎日更新したいなあ
エイナちゃん元々メンタルつよつよだけど自責思考なのでクリーンヒット
お母さん死んじゃった
一日千字
今日更新十二時迄に出来れば




