陰陽コミュニケーション 壱
言伝のマジルガは向き合うと言った通りに曇りなき殺意を持っておれたちを殺して計画を進めるだろう、さっきのは魔法入りの宣告だった、魔法を使うと言うことは嘘がつけないゆえにこれは真実だ。マジルガも魔法少女も己の魔法は曲げられない。
「【俺の魔法はただ言葉を伝えるだけ、気持ちも想いも乗せて語らう事が全て、マジルガにも言い聞かせられるが今は使わん、無粋な真似はせず殺し合うと誓おう。】」
その言葉と共に動き出す、一直線に踏み込んでこっちに向かってくる、加速する蹴撃が風を切り裂いておれの顔面に襲いかかる。
「させません!」
カウンターで光さんが言伝のマジルガに蹴りを合わせて反撃する、みぞおちに突き刺さり体をくの字にへし折り吹き飛ばす。
コンクリートブロック塀に衝突して鈍い音が響く、普通の人間なら即死でも言伝のマジルガは気にせず立ち上がる。
「【流石に許してくれないか、二人いるとカバーが出来て良いな。】」
言伝のマジルガは笑う、臆さず、躊躇わず暴力を振るえる様は正しく敵だ。
「あまり舐めないで下さい。」
おれを庇うような立ち位置を取り警戒を続ける光さん、また迷惑かけてばかりだ。
「【舐めてなどいないさ、俺はそもそもあまり強く無いからな、マジルガで言えばせいぜい一級程度だ。】」
軽く言うが全然危な過ぎる、一級と言う事がそもそもヤバい、危険度の指標である為強さだけの指標ではないが大体の一級のマジルガはそれだけ強さが強さが伴う事が多い。一級が出れば十人が死ぬ言われるほど化物揃いだ。
「あなたが強くないなら私達はなんだと言うんですか。」
「【今はさほど強くないだろうが二人なら俺ともそれなりに戦えるだろう。】」
「……そうですね、あなたに勝てるかは分かりませんが挑まない理由にはなりませんから。」
「【まあ勝負は分からないからやるもんだ。】」
再び仕掛けてきた攻撃には光さんが足を掴んで投げ飛ばす。
「こんなじゃれ合いいつまで続けるつもりですか?」
「【一応真面目にやってるんだぞ?生まれてこの方喧嘩した事が無くてな、素人の力任せでしか出来ないんだよ。】」
「それは全力じゃないでしょう?」
「【魔法を使う事を全力と言うなら使っているが?それとも口撃しろと?】」
無傷でプラプラと騒ぐ言伝のマジルガはより一層笑みを浮かべ言う。
「【死ね】」
不純なき殺意が心に牙を向く、魂を貫く最も分かりやすい凶器として言葉は振るわれた。
「っつ」
「うぐ」
魂ごと咎められたように縛りつけられ、こいつが人類とは分かり合えない不倶戴天の敵で有ることを堂々と知らしめた。
ようやく本題山場入り
こういう小説です
ギリアウト更新
毎日更新するなら千文字くらいになりそお
言伝のマジルガは全部魔法で喋ってる
更新は明日




