第1話-1 ~湖国に落ちし魔竜の影~ それぞれの始まり。
GM:では、はじめます。なんと、豪華なことに個別導入です。
ゴン:がんばるなGM。
GM:話の流れが見えたら、てきとーにNPCを乗っ取ってチャチャいれしてください。
にんじん:わかったよ!
ゴン:OK。
GM:では、最初は にんじん のオープニングシーン。
にんじん:はーい。
GM:君が住んでいるのは、首都カナリスから程よく外れたタビットが多く住む村だ。
GM:名前はリビの村。公式にも出ていたから間違いない。
にんじん:墓荒らし事件があった村だね(笑) ※新米女神の勇者たち参照
GM:あっちむいてもぴょん、こっちむてもぴょんぴょことタビットまみれの大変長閑な村だ。
アリア:可愛い!
にんじん:じゃあ経歴の恐怖体験はアレだ。ジークにカツアゲされた(違)。
GM:わかった。あのタビットだな。承知した(笑)。
GM:さて、にんじん。君は知っている。
GM:最近村の周囲で異変が起きていることを。
GM:森で狩りをしていたり、コッソリと操霊魔術の練習をしていたタビットが、凶暴な獣に襲われるということが多くあるのだ。
にんじん:この村には戦える人はいないし、どうしたものかなぁ。
GM:まあ、対処はできてるんだけどね。どんなふうかというと。
GM:ちょうど今、どばどばどば~っと土ぼこりを巻き上げて涙目で森から走ってくるタビットがいるよ!
GM:タビット「うわ~ん、森で修行してたら、何か変なの追ってきたあ~!! お、おたすけえ~いっ!!」
GM:君の友達の、あれ、名前どうしよう?
アンバー:たまねぎ。
GM:じゃあ、たまねぎ だ。
にんじん:それで(笑)。
アリア:可愛い(笑)。
GM:友達のたまねぎ が「おたすけ~い!」 と走ってくる。
にんじん:「どうした~!?」
GM:「変な狼(?)に追っかけられてるだ~!」
GM:と、後ろを指差す。魔物知識判定は省略するけど、狼っぽいナニカだ。
GM:タビットは大変鈍くさいので、狼に出くわしたら一発捕食されちゃうのだが、あの狼はやたらとヨタヨタして動きに洗練さを欠いているから、たまねぎも逃走できたらしい。
GM:たまねぎは君に助けを求……あれ? にんじんって戦闘力あったっけ?
にんじん:ないぞー。
GM:…………。
にんじん:「一緒に逃げる!」(笑)
GM:「お、おたすけえ~い!」(笑)
ゴン:狼?「たべちゃーうぞー!」(笑)
GM:「こっちじゃ! こっちに来るんじゃ!」 とタビットの長老が君たちを呼んでいるよ。
にんじん:「わーっ!」 駆け込む!
GM:君たちが誘導された場所へ行くと、民家から沢山のタビットが飛び出す。んで、一斉にレベル1魔力5とかの【エネルギーボルト】やら【スパーク】で袋にした!
ゴン:ふくろだ! ふくろにしちまえ!(笑)。
にんじん:タビットの魔法はレベル1でも強いからなぁ(笑)。
ゴン:狼?「めがぁー、めがぁー」
GM:狼?「ず、ずるい……」 バタ。狼?は死んだ!
GM:まあ、いつもこうやって対処してるんだね。
ゴン:弱いものが群れるのは当たり前。
にんじん:「はふぅ、助かったぁ」
GM:たまねぎ「九死に一生だった……最近4回目なきもするけど」
GM:さて、にんじんはどうする?
にんじん:そだね。様子が変だったし、息を整えたら狼?を調べよう。
GM:狼よく見ると、皮膚がうろこ状になっているね。
にんじん:アルケで見識判定!
GM:やってみそ。
にんじん:(ころころ)17。
GM:その出目(4)で17か!(笑)。
ゴン:狼に鱗か。恒温動物なのか変温動物なのか。それが問題だ。
GM:明らかに、自然なものではないね。
にんじん:「オオカミって爬虫類だった……わけないなぁ」
GM:タビットの長老「にんじんや。このことを首都に報告してきてはくれぬか?」
にんじん:「確かに、誰かが行かないと。最近この村での研究も限界を感じてたし、喜んで行きます」
にんじん:「だから軍資金を!」(笑)。
ゴン:タビットの世も金か。世知辛いねぇ(笑)。
GM:長老「では、現物支給じゃ」 と旅費(食糧)を与えました。
にんじん:「裏山にオオカミを変質させるような何かがいるorある、か。なんだか大変なことになりそうだなぁ」
にんじん:ぼやきながらのろのろと歩いて行こう。
GM:にんじんは首都カナリスへと旅立った。不安になりながらも齧る人参はおいしいのであった。
GM:オープニング2 はアンバーとアリアのシーンです。
アリア:はーい。
アンバー:わかりました。
ゴン:なるほど。主役は最後か。わかってるなGM。
GM:だろ? さて、アリア。最近君は空を見上げると冒険の機運を感じるよ。
アリア:「最近思うんだ……あたしの求めるロマンに出会える日は近い!」
GM:間違いないね。というのも、最近は空に彗星が見えるからだ。
アリア:無駄に公園の噴水とかちょっと高いところに立って主張するよ!
アリア:「だってこの前空にすっごく格好良い星が見えたんだ!ロマンの予感!!」
GM:「ママー派手なおねえちゃーん」「あらあら、そういう季節かしら」
GM:と子供に指差されてるだろうなー(笑)。
アリア:気にしないよロマンだから!
GM:さすがです(笑)。今日も日が傾けば彗星が見えるだろうね。
GM:そして、ですね。このファンタジー世界において、天体異常というのは何かしらの前兆に違いないのです。
アリア:ほうほう。
にんじん:町の占い師とかが目を輝かせていそうだ(笑)。
GM:町のロマン派な方々はいろんな噂をしているね。
ゴン:占い師A「不吉じゃ。不吉じゃぁああ」(笑)
GM:お、よくわかったね。
アンバー:占い師B「荒神様のたたりじゃあああ」(笑)
ゴン:と、不安をあおるんだろうなぁ(笑)。
アリア:「あたしには感じる……あの星がきっと素敵な冒険に連れてってくれるんだ!」
アリア:わくわくしてるね!
GM:あ。アンバーの方は彗星について神殿から情報なり噂なりを集めるように言われている。
GM:アンバーとアリアは噂を求めて歩き回っているところだ。
アンバー:姉さん落ち着いてよ。こっちは神殿からの依頼でしっかり調査しなきゃいけないんだから。
GM:その道中で、ちょっと小高い噴水があったからアリアがさっきの状態になったんだな。
GM:んで、今はルーフェリア一番の占い師のところへ行く途中だ。
にんじん:ホントに占い師か(笑)。
アンバー:その横でため息をつきながら、スルーしています。
GM:ルーフェリア一番の占い師「ちょ、こっちから出向いたのにスルーかえ?」
アンバー:出向いてんのかよ(笑)。
ゴン:行く途中といっていたら出向いてきたでち。な、何を言ってるか(略)。
GM:占い師「待っていても一向に来ないと、占いで出たからじゃ」
アリア:「アン君がするーする! あっ、占い師さんはしない!」 凄く嬉しそうな顔で占い師さんに挨拶するよ!
GM:占い師「ほっほっほっ。いい子じゃ。飴ちゃんなめるかえ?」
アリア:「飴くれるの!? やったーありがとう占い師さん!」
アンバー:GM、占い師の名前は?
GM:占い師「ひ・み・つじゃ」
ゴン:なんか火の魔術でも使いそうだなぁこの占い師。
アンバー:「少々現実逃避をしておりまして、失礼いたしました。あなたがルーフェリア一番の占い師様でよろしいので?」
GM:占い師「左様。お主らがワシに用があるのもわかっているぞ」
アンバー:「なるほど、さすがですね。それではさくっと結論だけ教えて下さい、占い師様」
にんじん:長い話が始まりそうだ(笑)。
アリア:「ちょっとアン君!ロマンはじっくり聞かなきゃダメでしょ!」
GM:占い師「ふぇっふぇっふぇっ、ロマンは重要じゃて」
アンバー:「すいません、こちらも仕事なもので、ロマンとかはちょっと……」
GM:占い師「さて、お主らは彗星について調べておるのじゃろう?」
アンバー:「はい、その通りです」 でいいんだっけ?
アリア:「勿論! さっすが占い師さんだね! あたしねあの星にロマンを感じるんだ……きっと素敵な冒険が待ってるんだよね?」
GM:占い師「もちろんじゃ。何せシナリオに書いてあるからのう」
アリア:メタ発言したー!(笑)。
GM:占い師「結論から言うとじゃ。ラクシア(この世界)は終わりじゃ」
にんじん:結論はやっ(笑)。
ゴン:よし、逃げよう(提案)。
GM:占い師「あの彗星からはあらゆる凶相が出ておる」
アンバー:「なるほど、それは大変ですね」 あかん、情報収集として役に立たなさそうという顔をしてしまう。
アリア:「な、なんだってー! 凄いじゃん世界の終わり来ちゃうの!? あたしで止められる?」 目がキラキラしてるよ!
GM:占い師「どうじゃろうかて? いっちょ占ってみるかえ?」
アリア:「うん!」
アンバー:「いえ、ちょっと所用を思い出し……って姉さん!」
GM:占い師「では」 とタロットやらオーブやらを広げて超胡散臭いシャキーンシャキーンとした動きで占います。
GM:占い師「こ、これは!」
アリア:変わらずキラキラした目で(略)。
GM:占い師「……ふむ、さっぱりわからん!!」
にんじん:(笑)。
アンバー:「やはりですか、姉さん帰りましょう、時間の無駄です」
アリア:「何々!? ……えっ、自分の道は自分で切り拓け!?」(難聴)。
GM:「そ、そういうことじゃ」
アリア:ポジティブ解釈。
GM:占い師「未来は容易く見通せるものではない。じゃが、ひとつ」
アリア:「ひとつ?」
GM:「ラッキープレイスは冒険者の宿“水晶の欠片亭”じゃ」
GM:「そこに行くと、良いことがあるじゃろう」
アリア:「あ、彼処ケーキ美味しいよね! うんわかったありがとう占い師さん!」
アンバー:「いえ、いつもそこを拠点にしてますんで、どちらにせよ行きますんで」
アンバー:ということで、さっさと離れようと姉の手を引いて歩きはじめます。
アンバー:小さい声で「姉さん、いつも言ってるでしょ、ああいう人とはかかわり合っちゃいけないって」
アリア:「えっいいじゃん! アン君は慎重だなぁ。冒険は色々首突っ込んでこそだよ!」 と連れてかれるよ!
GM:という感じで、シーン2終了。
アンバー:おつー。GM、占い師相変わらず好きすぎでしょ(笑)
GM:占い師NPCが嫌いなGMはいません(笑)
ゴン:占い師便利だもんなぁ。
GM:最後のオープニングシーンです。 さて、ゴンさん! 主役の出番だYO。
ゴン:はいでち!
GM:君は夢を見ている。
ゴン:え、電気羊?
GM:ルンフォだもんな。さて、それはまさに悪夢のような光景だ。
GM:なぜなら、君の目の前に無数の竜がいるからだ。いずれも六眼四翼の異形。敵対的な雰囲気で今にも食われそうだ。
ゴン:「こいつらぁ、キャラが濃いんだよぉぉお! でち!」
アリア:でち!
GM:「グガガ、へんな語尾の人族だ。食っちゃう食っちゃう?」
ゴン:「食べたらお腹切り裂いてでてきてやるでち。覚悟するでち!」
GM:「じゃあ、一口」 君は丸呑みにされた。
ゴン:「あ…」(バクン)
アリア:丸飲みサイズだった…!(笑)。
GM:でも、今の君ならさっき言ったことができるんじゃないかな?
ゴン:「持っててよかった暗視。あ、食道ガン発見」
ゴン:右手に持ったバッソを振りかぶり、胃の中をめちゃめちゃにする! 夢だからバッソ持ったっていいよね?
GM:いいよ。じゃあ、食道ガンを切除しつつ、君は竜の腹をカチ割って飛び出した!
ゴン:「脱出でちー!」
アリア:ぐろ描写。
GM:「グオオオ」竜は絶命した。まあ、まだ沢山いるんだけどね。
ゴン:「どうでちか! まだやるでちか」 と、肩で息をしながら言うよ。
GM:「見事だ人族よ」 その中で一際邪悪な気配を放つ竜が君に言う。
ゴン:「お前がリーダーでちか!」
GM:「さよう。先の武功に免じて、貴様には__」
GM:魔竜は君に何かを言っている。だが、その内容は頭に残らない。
GM:といったところで、目を覚ます。
ゴン:じゃあ、頭を野良犬が舐めたので眼を覚ます。
GM:犬「くぅ~んくぅう~ん」
GM:では、ここは水晶の欠片亭の軒先だ。
アリア:軒先で寝てたー!(笑)。
GM:シナリオではベッドだったんだけどね(笑)。
ゴン:「お、お腹が減ったでち……。最後の10G、ここで何か食べ物を……」
ゴン:「ところで、何か変な夢を見ていた、ような……?」
GM:内容はすでに思い出せない。
ゴン:「まぁ、思い出せないならたいしたことじゃないでち。ごはんでちー」
アリア:でちでち可愛い(笑)。
ゴン:と、欠片亭に入っていくよ。
GM:じゃあ、エルフの女将が出てくるね「おや、表のぼろ雑巾、生きてたのかい?」
ゴン:「ぼろ雑巾じゃないでち!ボクはごどうぃんって名前があるでちよ!」
GM:女将はカンラカンラと笑って「そうだねえ。昨日そう言ってたねえ」
ゴン:「それより何か食べ物が欲しいでち。そろそろエネルギーがエンプティで寿命がマッハでち」
GM:昨夜、君はこの宿に泊まろうとしたんだけど。
ゴン:ど?
GM:結論をいうと、軒先なら10Gでいいって。季節的にあったかいから大丈夫だろと。
ゴン:最後の10Gがぁあーっ(笑)。
アンバー:軒先で10Gかかんのかよ(笑)。
ゴン:「ご、ご飯を…… 恵んでくりゃれ?」
GM:女将「モーニングなら5Gだよ」
ゴン:(目をうるうるにして覗き込むようにお願いする)あ、目のうるうるは洗浄液な!
GM:そうすると、女将はわざとらしい溜め息をつきつつ「はー……賄いならタダでいいよ?」
ゴン:「やったー、でち!」
ゴン:んで、女将についていけばいいのかな?
GM:「よっしゃ! 腕によりをかけちゃうよ」 とウキウキと厨房へ入ってゆくのだった。
にんじん:嗚呼……。
そして悲劇は起こる。