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リアルゲーム  作者: ありんこ
一章:速度だけのチート
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5/100

四話:草色ダンジョン

注:最初の主人公のキャラがブレているのは、上がったテンションのせいです。

ワクワク、ワクワク。

私、ただいまヒジョーにワクワクしております。

だってあれよ?ゲームとは違うとかいったってやっぱりこういうの楽しそうじゃん。

生粋のゲーマー、異世界もの大好きな方々ならわかるだろう、この高揚。

どうしても一度経験してみたいって欲はあるよね。だからって異世界転生信じて飛び込み自殺とかできないし。

何をいいたいのかって、結局ワクワクしてるってことよ?

薬草採取だって立派な依頼なわけだし。ラノベの主人公とかだとここでいう加護が超チート能力だったりするけど、まあそんなことないわな。いや、この台詞もテンプレだな。もしやこの月の加護には秘められた力が……なんか中二病っぽくなってきたからやめよう。

っていうか、こういうオレと同じ考え方をして無茶な依頼を受けた人もたくさんいるんだろうな。気をつけよう。


草色ダンジョンの概要は受付のお姉さんに聞いた。日本冒険者ギルドM支店から徒歩10分ほどまっすぐ行くと、土の壁に包まれた原っぱのようなものがあり、それが草色ダンジョンだそうだ。入り口は東西南北に4つ。中には大量の草が生えていて、薬草も多くある。

草はとってから10分ほどでまた生えてくる、まさに薬草採取のためのダンジョン。敵も出てこないときた。

これだけ聞くと、なんで薬草の依頼があるのか不思議なほどに便利だ。

だがこのダンジョンは人の魔力を感知しているらしく、一回入った人は30日立たないと入れないそうだ。しかも、入ってから30分以上いると強制的に外に飛ばされる。壁の外から入る、壁を壊すなど、様々な手段を取ったが、結局ズルをすることはできなかったらしい。最後にはSSランクの冒険者までやってきて、魔法を使ったのにもかかわらずだ。その光景を、オレは画面越しに見た。you.tude(ユーチュード)で。高ランクの冒険者にはyou.tude(ユーチュード)をやっている人もいる。

いつかオレもやってみたい。

っと、あれが土の壁か。入り口は、、ここか。

入り口を通り、中に入る。………暗いな。


「『月光』」


月がなかったせいか暗かったため、月光をつける。しかし、草が一本もない。


「なんで……?」


「おっと、他の奴がいたか」


返す人のいないはずのオレの呟きは、後ろから帰ってくる。


「誰だ……?」


「冒険者だ。悪いな、薬草取り尽くして」


その声に、オレは聞き覚えがある。このダンジョンの壁を壊そうとした時のSSランク冒険者、


「中山さんですか?」


「おっ、オレのこと知ってるのか。you.tude(ユーチュード)の方か?」


「はい、というか、偽名じゃなかったんですか」


「本名だ。あと、お前のその目はスキルの影響か?」


「目? なんのことですか?」


「知らないのか。鏡の前でスキルを発動させればわかる」


「?」


「スキルの確認はしっかりしておくことをお勧めするぞ。っと、そろそろ時間なんでな。冒険者は厳しい世界だが、頑張れよ」


そう言い残して中山さんは去っていく。中山さんだったのなら、広範囲の時魔法で薬草を刈り取ったのだろう。

さすが、SSランクはすごい。オレもあんな風になりたい。


でも結局、薬草を取り始められたのは10分後になってしまった。


冬休みが明けたら、書く時間少なくなっちゃうなぁ......。


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