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リアルゲーム  作者: ありんこ
二章:烏の討伐大作戦
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二十一話:親玉討伐

宙くんの躊躇する心はどこに行ったのか。

お、いたいた。

闇烏くん捜索隊、はっけーん。

と、いうわけで後ろからスパッとな。

最近魔物を殺すのに抵抗が無くなってきて怖い。

まあ、向こうもこっちを殺してるわけだし、文句は言えないよね。

そんな感じで、残りも後ろからスパッとな。

でも、やけにあっさり倒せたな。どゆこと?


『あっ、冒険者さん!』


「お、闇烏くん」


『なぜここにお前がいる?』


「ここにいる烏を倒しにきたから。でも今倒したから、これで敵軍は壊滅状態」


『はぁ?』


「何か?」


『嘘だろう』


「いやいや、じゃあ見に来る?」


『何をだ』


「敵軍の残骸」


『いや、お前おかしいだろう』


「どこがだよ」


『強すぎる上に躊*がない。実は死神じゃないのか?』


「失礼な。ちゃんと人間だよ。ところで、一つお願いがあるんだけど……」


『なんだ、言ってみろ』


「闇烏くん、オレの仲間になってくれない?」


『はぁ!? 良い訳がないだろう!!』


「闇烏くんは嫌? 嫌ならしょうがないんだけど……」


『ううん、良いよ。でもボクで良いの?』


『主様!!』


『でも、この人はボク達の命を救ってくれたわけだし、何かお礼はしないと』


『ぐぬぬ……』


「じゃあ、来てくれるってことで良いの?」


『うん、でも、敵の光烏と鬼烏を倒してからね』


「そういえば確かに倒していかないとまずいよな。よし、敵の場所はわかる?」


『こっちだよ。ついてきて』


そう言って、闇烏くんは飛び立っていく。それを追いかけるようにして、オレも走り出した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(同時刻、鬼烏視点)


私は、勝利を確信していた。

群れだけは無駄に多い闇烏を光烏と共同で潰し、勝利報告の入った瞬間に共同軍の本陣で私の

隣にいる光烏を殺せば、このダンジョン内の烏どもは完全に私の支配下に置かれる。

これは、完璧な作戦だ。光烏も抵抗はするだろうが、私の方が圧倒的に強い。

すぐに殺せるだろう。


『鬼烏殿、勝利は何時ごろになるでしょうか』


やれやれ、騒がしいやつだ。じっと黙って待っていられんのか。

そんなことを思いながら、仕方なく返事を返そうとした瞬間、本陣守りの烏が飛び込んでくる。


『お2人とも、今すぐにお逃げくだぐえッ』


勝報かと思い喜びかけた私の目に映ってきたのは、追い返したはずの冒険者が烏の首を切り裂くところ。


『ま、まてっ!!』


そう言っている最中に殺された光烏を見たためか、私の直感が急いで逃げろと言ってくる。

しかし、逃げようとした瞬間ーー私の意識は闇に沈んだ。


思考回路が主人公じゃない気がする......

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