異世界へ
気がつくと僕は森の中で寝転がっていた
辺りを見渡すと一軒の小屋を見つけた
恐る恐るその小屋に近づいてみると一つの看板が立っていることに気が付いた
その看板には
【葉川翔汰の家】
そう僕の名前が書かれていた
転生前にユア様が言っていた”特典”のことだと気が付いた
その時、ポケットに何か物が入っていることにかがついた
ポケットを探ってみると鍵が入っていることに気が付いた
僕はその鍵を使って家のドアを開けた
家の中を見てみるとすでに多くの家具がそろっていた
キッチンには何日かは生きていける位の食料が置かれていた
しばらくの間はその食糧だけでなんとかなりそうだ
リビングのような場所の机の上に本が置いてあることに気が付いた
その本を手に取り読んでみるとそこにはこの世界のことや魔法、スキルのことが書かれていた
この世界には誰でも使うことのできる魔法と限られた者しか使うことのできないスキルというものが存在する
魔法には属性というものが存在し、それぞれに適正というものが存在する
適性のある属性の魔法は使うことができるが適性のない属性の魔法は使うことができない
スキルや魔法の適正というのはとある石に触れることによって明らかのになるらしい
その石はとても希少であり、個人では本来なら保持することは難しい
だがこの家にはなぜかその希少な石が漬物石として置かれていた
『あの女神様この石の扱い方雑すぎませんか……?』
僕はそう心の中でツッコんだ
家の中を探索したので次に家の周りを見ることのした
この世界のことはまだ知らないことだらけである
そのためまずは辺りの情報収集をしようと思った
その中でもまず優先すべきことである食料についての情報を収集していこうと思った
森の中へと入っていくと少し進んだところに湖があった
その湖には前世では見たことのない魚が生息していた
中にはとても狂暴そうな魚もいたためあまり湖には近づかないようにして調査をすることにした
湖以外にはただ森が広がっていて辺りに人の気配は一切なかった
この世界にはいろいろな種族が存在しているらしく、人間が住んでいる所は王国として栄えているらしい
だが、いま僕がいるところは王国らしきものは一切なく、ただ木が連なっていた
そのためしばらくの間は一人でも生きていけるように準備をすることにした
食料のことは狩りはしたことがないため前世と同じように農業をして食料を確保することにした
農業をするためにも生きていくためにもまずは水をを確保しなければならない
試しに適性のあった水属性の魔法を使ってみることにした
僕は右手を前に出して心の中でその手に平から水が出ることをイメージした
そのとたん手に平から微量な水が出てきた
勢いが弱すぎる蛇口から出てきている水のようだった
魔法は本人の魔力量に依存する
魔力量は才能の優劣は多少はあれど鍛錬を積むことにより増やすことはできる
そのため才能よりも鍛錬の量が重要となる
僕はまだこの世界に転生したてのため鍛錬は一切できていない
これから鍛錬していくことにより魔力量に関してはいくらでも増やすことはできる
僕は水属性の魔法を使用して魔力量を増やしていこうと考えた
微量すぎる水はそのままの量ではほとんど使い道はない
そのため家にあったおけに水をためることにした
水属性の魔法を使い続けていると30分もしないうちに魔力切れがおとずれた
魔力切れになると一切の魔法が使えなくなり、とてつもない疲労感に襲われる
そのため僕は家に戻りポーションを飲んだ
回復するためには大きく2つ程方法がある
一つ目は時間をかけて回復するというものだ
魔力は体力と似ていてずっと使っていると減っていくが休むことによって一定時間で回復する
二つ目は道具や魔法によって回復するというものだ
魔法によって回復する方法は一人ではできず、て人に回復してもらうというものだ
そのため今の僕には不可能なものだ
道具によって回復というのはポーションによる回復だ
ポーションは薬草から作ることができるらしい
ポーションを飲んだことによって回復することができたため森へ入り薬草を探しに行くことにした
家にあった本を手にして薬草探しに森へ入った
本に書かれていることを頼りにしながら薬草の採取へと向かった
森の奥へと進んで行くと洞窟へとたどり着いた
洞窟の壁には光を放つ苔があったおかげで洞窟内は明るく探索しやすかった
洞窟そのまま洞窟を進んで行くと少し開けたところへとたどり着いた
そこにはあたり一面に薬草が生えていた
僕はその薬草を夢中になりながら採取した
持てるだけいっぱいの薬草を採取することができたのでその薬草持って帰ろうと出口へと向かおうとした瞬間
《どおぉぉぉん!!!》
物凄い轟音が洞窟の奥から聞こえた
振り返ってみるとそこにはとてつもない大きさの熊がこちらをにらんでいた
威嚇しないように少しずつ距離を取ろうと後ろへ下がっていたのだがその熊は僕に対し威嚇をして、物凄い勢いで襲い掛かってきた




