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異世界農業冒険譚  作者: ぬぱ


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1/1

隕石が振ってきた

「翔汰!今日も畑仕事手伝ってくれるか?」

 「はい!今日もよろしくお願いします!」

 「翔君、今日も朝早くからありがとね」

 「いえいえ、住まわせてもらっているのでこれくらいのことは当然です!」

 「おし、じゃあ今日も張り切ってがんばるか!」

 僕、葉川翔太は小さいころに事故で両親を亡くしている

 そんな僕のことを引き取ってくれたのがこの親戚のおじさん、おばさんだ

 おじさんたちは自然豊かな岐阜県に住んでいて、普段は畑仕事をしている

 僕はそんなおじさんたちの畑仕事を毎日手伝い暮らしている

 「今日は私たちは町まで行って買い出しに行ってくるからお留守番してもらってもいいかな?」

 「大丈夫ですよ!任せてください!」

 「ありがとな、夕方までには帰ると思うからそれまでよろしく頼むな」

 「今日は夜ご馳走を用意するから楽しみにして待っててね」

 僕はおばさんのその言葉に笑顔でうなずいた


 おじさんたちが町へ出かけてから真夏の空の下僕は一人黙々と畑仕事をしていた

 小さい頃からおじさんたちの畑仕事を手伝っていることもあり、僕は一通り畑仕事を覚えて一人でも多少は畑仕事をできるようになっていた

 集中して畑仕事に取り組んでいたこともありあっという間に時間は過ぎていった

 僕が少し息をついていると家のほうから電話のなる音が聞こえた

 家にある固定電話の受話器を手に取り出ると

 「翔太か?すまねぇ、少し渋滞にハマってしまって、帰るの少し遅くなりそうだ」

 「わかりました、気を付けて帰ってきてくださいね」

 電話を終えて外を見ると辺りは夕焼けに照らされ真っ赤になっていた

 それを見て僕は畑仕事の後始末をし、家へと戻った

 しばらくおじさんたちのことを待っていたが一向に帰ってくる気配がなかったため僕は先にご飯の支度をして待っていることにした

 ご飯が炊けるまでの間僕は縁側に座りながらおじさんたちを待つことにした

 日は完全に沈み空には一面満天の星空が広がっていた

 僕はぼーっとその星空を眺めていると一つの比べものにならないほど眩い光を放つ星があった

 よくその星を見るとだんだんとこちらに近づいているようにも思えた

 僕は慌てて家へと戻り固定電話からおじさんたちへと電話をかけようとした

 だが、固定電話に手をかけた時物凄い轟音と同時に途轍もない衝撃に襲われた

 僕はその衝撃をじかに受けたことにより、立ち上がることができずそのまま意識は闇へと沈んでいった


 「……ぉーぃ」

 どこか遠くから声が聞こえたような気がした

 「……おーい、聞こえてる?」

 さっきよりも近く大きくその声は聞こえた

 恐る恐る目を開けると見覚えのない真っ白な空間に僕はいた

 全てが白く、宮殿のような場所で僕は目を覚ました

 辺りを見渡していると

 「こっちこっち!」

 そう呼ぶ声が聞こえた

 声の方へと目を向けると、白髪の長い髪をしたとても美しい女性がそこにはいた

 その女性は神々しい光を放っているようなオーラがあった

 僕がその女性に見とれていると

 「君、そんなに私のことを見てどうしたの?」

 そう話しかけられた

 「あっ、いえ、とても美しい方だなーって思い見とれていました」

 「そ、そうだったのね」

 少し顔を赤らめながらその女性は答えた

 僕はそんな女性にこの場所について聞くことにした

 「この場所ってどこなんですか?」

 「ここは現世と常世の間の世界、基本的に人は死んだらそのまま常世へいくんだけどたまに常世に行かなで別の世界に魂が引っ張られることがあるのその場合一旦この場所を経由してから別の世界に行くことになるの、私はここで責任者を勤めている女神のユア短い間だけどよろしくね」

 女神様に説明されたのだが難しすぎて僕には何一つ理解することができなかった

 ぽけーっとしていると

 「なにバカみたいな顔してるの」

 そう突っ込まれた

 「説明が難しすぎて理解ができなかったです」

 「そう、だったら簡単に言うとあなたは死んで別世界に転生するためにここに来たってわけ」

 「僕って死んだんですか!?」

 「まずそこからなわけ……」

 あきれたようにそう言われた

 「あなたは隕石にぶつかって死んだでしょ」

 「あっ……」

 そう言われると僕は自分が最後に見た光景を思い出した

 「説明はもう大丈夫かしら」

 「はい、ありがとうございます」

 「これから行く世界のことだけど、魔法があったり、スキルがあったり、色んな種族がいるようなところになるね」

 「マホウ?スキル?シュゾク?……」

 「まぁ、行ってみたらわかるよ、それじゃあ、そろそろ転生の準備を始めるね」

 「ま、待ってください」

 「まだ何かあるの?」

 「せめて何をしたらいいかだけでも教えてください」

 「別に何かしてほしいわけじゃないよ、君がしたいことをすればいいんだよ、例えば前世していた農業をするとか……」

 それを聞いてから僕は覚悟を決めて

 「転生、お願いします」

 そう応えた

 その返事を聞いたユア様は

 「おっけー!任せて!」

 そう応えた

 そうしてユア様は僕を転生させる準備を始めた

 「それじゃあ、準備できたから転生させるね、色々転生特典も付けてあげるから楽しみにしててね!」

 そう言葉を残し、ユア様は呪文のような言葉を口にした

 そのとたん辺りはまばゆい光に包まれていき、僕の意識は静かに沈んでいった……

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