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施設の外
「チッ、何なんだあいつは」
斬咲はそう呟き、壁に空けた穴から外に出る。
追って殺芽も出てきては、施設を睨み付ける。
「あいつの考えが全く読めなかった、恐らく強く考えてる事が何も無いんだと思う」
殺芽は状況を分析する。
「"夜"の状態のお前でも考えが読めないとなると…俺たちを虫ケラ程度にしか思ってないんだろうな」
斬咲は腹立たしそうに歯ぎしりをする。
「ところで、アニキの仲間はどうしたんだ?」
「あいつらならマンションにいる、この施設に入った時不穏な空気を感じ取って念の為自己防衛の余地を与えた」
「そうか…総掛かりなら、あのふざけた奴もぶっ殺せるのにな」
殺芽はそう述べたが、斬咲に「それはどうかな」と突っ込まれる。
「あいつは恐らく場末や俺より多くの修羅場を潜ってる、数で押せるかは厳しい」
斬咲はアホートニクの判断力を脅威だと懸念した。




