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ギルシュ迎撃戦

 やがてアリサの部屋に到着し、迎撃の準備をする。

アリサの部屋には重火器がこれでもかと言わんばかりに並んでいた。


「叶海さんはハンドガンを使ってください、目的はギルシュの拘束です。しかしやむを得ない場合は…」

「射殺する事も視野に入れろ…って事ね」

俺はハンドガンのマガジンに弾を込める。

連日の戦闘で俺の心境は死闘の直前でも冷静でいられる様になっていた。


「彩香の下校までにはケリを付けたい」

「勿論、そのつもりです」

アリサはそう告げると、玄関から外に出る。

「おい、今出たら危ないんじゃないの?」

「私の情報が正しければギルシュは声帯を自在に操れるだけで戦闘にはそこまで秀でていません。狙撃して動きを止めます」

アリサは玄関の外に出る。

アリサの部屋で一人、俺はハンドガンを構えていた。

刹那、一発の銃声が聞こえた。

音からしてアリサがライフルを放った音だろう。

その数秒後、もう一発銃声が聞こえた。

あのアリサが初手の狙撃に失敗した!?

その事実は相手が時速3600kmのスナイパーライフルの弾を避けられる事を示す。


 音が止んでしばらくすると、足音が聞こえてきた。

足音はアリサの部屋の前で止まり、やがて爆風が戸を吹き飛ばした。

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