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避難
「ところでアリサよ、お前もこっち側に付かねえか?お前は元々本部所属になる筈だった、本部長もお前の復帰を待ち望んでるぞ」
ギルシュはインターホン越しにそう告げる。
「御断りです。貴方達の計画を阻止する為に私はこのZB機関に入ったのよ」
アリサが剣幕を強くし怒鳴ると、「そうか、じゃあ死ね」とギルシュが言い残し会話は終了した。
「叶海さん、ギルシュはこの部屋を狙ってくるでしょう。私の部屋に避難を」
アリサが避難を促す。
「ちょっと待ってくれ、計画って何だ?それに武器もないのにどう戦うんだよ」
俺は浮かび上がってくる疑問を次々アリサにぶつけていく。
「武器なら私の部屋にあります。計画については事が片付いたら話します。とにかく今は避難を、ギルシュが本部公認でこのマンションに立ち入ったと云う事は警備員も全て敵です」
アリサはそう言い放ち、俺の手を取り走り出した。
初めて女性の手を握るのがこんなシチュエーションじゃちっとも燃えない。




