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黒煙の銃声

「へぇ…」

刀を持った相手に目前まで迫られたにも関わらず、アホートニクは堂々としていた。

「貴様の墓標を拝見するのが楽しみだ」

そう告げると斬咲はアホートニクに高速で斬りかかる。

「おっと」

アホートニクはそれを飛び退き回避する。

「避けただと!?」

斬咲が驚いていると、「俺っちの攻撃も見てよ」と云う声と同時に斬咲の目の前に丸っこいものが転がる。

やがてそれは黒煙を撒き散らし斬咲の視界を奪った。

刹那、無数の銃声が煙の向こうで聞こえた。

乱射のうちの数発が斬咲を掠める。


「殺芽!撤退だ!」

斬咲は叫ぶと、壁を蹴り風穴を開ける。

「ちっ…」

殺芽は吐き捨て、俺と共に施設を後にした。

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