表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/78

幻影の少女

 深夜まではまだ早い。

「電話して」と言い残しておいたのでもう一眠りする事にした。


 ーーお兄ちゃん

声が聞こえる、しかし誰の声だろう。彩香の声では無い。

暗き道の先に見えるのは銀髪の少女、その他は完全に真っ暗闇だ。

直後、黒い霧が俺と少女を分断する。

手を伸ばすが、届かない。

何かとてつもなく胸が痛んだ。


 気が付くと俺の部屋の天井を眺めていた。

どうやら夢を見ていたらしい。

意味深な夢をーー。


 夢の余韻に浸る事すら許されず、ケータイが鳴る。恐らくアリサだろう。

「もしもし」

『あ、そろそろ時間なので…大丈夫ですか?』

「あぁ、大丈夫だよ。下で待ってるね」


 マンションの正面玄関の前に立ってると、アリサが階段を降りてきた。


「こんばんは、叶海さん」

「よっす、バイクで送ってくれるの?」

「はい、叶海さんがバス通勤なのは知ってましたから。夜中だとバスも無いでしょうし、私が足になりますよ」

「そうか、それは助かる」


 人の厚意には素直に甘えるのが得策だ。


「それに、叶海さんともっとお話したくて」


 アリサがはにかんだようにほほ笑む。

DTの俺にはそれだけでも破壊力は抜群だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ