運命の出会い
「ふぁー、よく寝た」
私は背伸びをしながら目を覚ました。
お兄ちゃんはまだ起きない様だ。
そこで私はお腹が空いている事に気付く。
食料を求めコンビニまで出掛ける事にした。
時刻はPM14:27分。人通りは多くも少なくもない時間だ。
新たな土地なので全く土地勘が無く、iPhoneのマップアプリを使ってコンビニを調べながら向かってると、「汚ねぇ手で触んな!ぶっ殺すぞ!」と物騒な女の声が聞こえてくる。
目を向けるとそこには不良風の男に腕を掴まれる少女がいた。
少女の推定年齢は中学生くらいで、長い銀髪をツインテールに結ってあり、瞳の色は赤。正直言ってかなりの美少女だ。
「そんな事言わないでさ、オレとちょっと遊ぼうぜ」
「てめえからは下心しか読み取れねえんだけど?ガタガタ抜かしてっと今日の夜てめえ死ぬぞ」
少女は何故か強気だが、性差と体格差からして少女に勝ち目は万に一つも無いだろう。
当然、そんな少女を見てると私の正義センサーはフル稼働する。
「待ちなさい、そこのDQN男」
「あァん?なんだおめえ」
「少女相手に暴行しようだなんて、悪の中の悪!この叶海 彩香が制裁を加えるわ」
私はカッコつけて少女の腕を掴んでいる男の腕を蹴り上げる。
「ってえな、ぶっ殺す」
男はそう叫んで私に殴りかかってくる。
私は男の右ストレートを捌き、眉間に正拳突きを当てる。
「こう見えて空手歴7年の黒帯なの、悪く思わないでね」
私がそう伝えた頃には男の意識は既にシャットダウンされていた。




