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令和女流歌人・花村美咲の和歌日記365日 ~三十歳、独身、会社員。笑って、怒って、恋をして。今日も五・七・五・七・七~  作者: さざ波和音


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第四章 友人たちの新しい人生

 十月 真理の転職


 大学時代の友人、真理から連絡があった。


「転職したよ!」


 以前から仕事に悩んでいた真理は、思い切って新しい会社に移ったのだ。


 久しぶりに会うと、表情が明るくなっていた。


「前の会社では、毎日疲れていた。でも今は、仕事が楽しい」


 美咲はうれしくなった。


「よかったね!」


 真理は笑った。


「美咲も、仕事頑張ってるんでしょ?」


「うん。でも、頑張りすぎないようにしてる」


 二人はコーヒーを飲みながら、近況を語り合った。


 友の歌


 遠くても

 同じ空の下

 歩いてる

 友の笑顔が

 明日を照らす


 十一月 彩香の移住生活


 地方に移住した彩香から、写真が届いた。


 山並み。

 小さなカフェ。

 畑の野菜。

 窓辺の猫。


「毎日、自然の音で目が覚めるよ」


 美咲は写真を眺めた。


 都会の暮らしも便利で好き。

 けれど、自然の中で暮らす彩香も幸せそうだ。


 その夜、美咲は悠人に写真を見せた。


「いつか、私たちも旅行で訪ねてみたいね」


「いいね。彩香の案内で地元を巡ろう」


 遠い友の歌


 山の風

 友の便りに

 吹きわたる

 それぞれの空

 それぞれの幸


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